今年のお正月も見ました!「義母と娘のブルース2022」
大人気連続ドラマ、「義母と娘のブルース」のお正月スペシャルドラマです。
2020年のお正月も同じようにスペシャル版で楽しませて頂きましたが、今年も新たなスペシャルが制作されて嬉しい!
Contents
義母と娘のブルース 2022 基本情報
放送日:2022年1月2日
原作漫画:桜沢鈴
脚本:森下佳子
このドラマは漫画が原作です。
大人気だった連続ドラマ編
とにかく話題になり大好評だったのが2018年放送のドラマ編。
日本のドラマは韓ドラに比べるとどうしても見劣りしてしまう…脚本もイマイチ…と感じてしまいますが、このドラマは日本のドラマの良さが凝縮されたような良さがあります!
韓ドラや海外ドラマには出せないユーモアだったり感動だったり、日本人だからこそ心に響くものがあるのではないでしょうか。
義母と娘のブルース 2022 キャスト
- 宮本亜希子(綾瀬はるか)
- 宮本良一/岩城良治(竹野内豊)
- 宮本みゆき(上白石萌歌)
- 麦田章(佐藤健)
- 黒田大樹(井之脇海)
- 宮本愛(奥山佳恵)
- 山本勘九郎(武田鉄矢)
- 麦田誠(宇梶剛士)
- 中瀬泉美(山本未来)
- 下山和子(麻生祐未)
義母と娘のブルース スぺシャル あらすじ
2020年の年明け。義母・亜希子(綾瀬はるか)の手腕により再建に向かっていた大阪の企業・ゴルディックが乗っ取りに遭う。新しいオーナーは、外資系ファンドのボス。企業を安値で買収し、株式や資産を高値で売りさばいて大金を得る、いわゆるハゲタカである。しかし、憎き相手に対面したはずの亜希子は、彼の姿に言葉を失ってしまう。リベンジすべきその男・岩城良治(竹野内豊)は、他界した夫・良一(竹野内豊、二役)と顔が瓜二つだったのだ!!(「義母と娘のブルース」公式サイトより)
ハゲタカ良治が買収の標的にするのはまさかのベーカリー麦田。ある新事業が功を奏し、売り上げを順調に伸ばしていたベーカリー麦田だが、日本一のパン屋を目指す店長・麦田章(佐藤健)のノーテンキな野望につけ込み、大手製パン会社との合併を画策していたのである。麦田の営業部長である亜希子は、明らかに裏がありそうな良治の提案にNOを突きつけるのだが、亜希子の心はかすかに揺れ動いていた。果たしてこの買収劇にはどんな展開が待ち受けているのだろうか?ハゲタカへのリベンジか、はたまた恋か?亜希子へ思いを寄せる麦田も巻き込んだ三角関係!?そんな大人たちを、相変わらずの笑顔で見守るみゆき(上白石萌歌)は、誰よりも亜希子の幸せを望んでいた。 (「義母と娘のブルース」公式サイトより)
義母と娘のブルース 2022 感想
期待を裏切らない面白さ
続編の続編となり、あまりにもドラマ版の評価が高過ぎるのでさすがに今作はそこまで期待してはいけないかな…と軽い気持ちで見始めたのですが…。
全く期待を裏切りません!
最高!
2018年のあの世界観そのまま!ギボムス親子も、麦田ベーカリーも周囲の人達の温かさもそのまま。いっきにギボムス世界に戻った気がしました。
とにかく脚本がいいです。
隅々まで考えられていて、ユーモアも外す事なく、既に亡くなった良一をどうやってこのドラマの中で復活させるか?という難しいテーマが予想を上回り素敵なストーリーになっていました。
綾瀬はるかだから出来る
誰もが思うであろう事ですが、この亜希子役、綾瀬はるかさん以外に出来る人いないでしょ!
演技が素晴らし過ぎる!
今回もその絶妙な切れ味の良い演技は衰える事なく、まさに亜希子そのものです。
途中で麦田と繰り広げるコメディシーンがありますが、ちょっと下ネタなので下手すると下品、もしくはスベってしまいそうなところ、綾瀬はるかがスパッと真顔で演じる事によりそれが笑えて可愛く、それを受ける佐藤健も間抜けっぷりも流石。
そして個人的には老けをしらない綾瀬はるかにも驚き。
2018年の映像から、全く年月を感じないんですよねー。いつまでも可愛くて美しい。
竹野内豊の演じ分け
綾瀬はるかさんの演技は期待通りでしたが、今回特に感じたのは竹野内豊さんの演じ分けの素晴らしさ。
こう言っては失礼ですが、これは期待以上で意外でした。
私の中の竹野内豊さんって、良一役のような雰囲気なんですよ。柔らかい優しい感じ。
だけど今回の顔が似ているだけの良治役は、良一とは正反対の利益だけを追求する冷血なハゲタカ。
この演じ分けが凄く良かったです。
見た目の違いはヒゲだけですが、演じ分けも大袈裟ではなく自然に悪人に見えてくるから不思議。改めて竹野内豊さんの演技力に感心しました。
前回のスぺシャルとは違い、今回はたっぷりメインで登場する竹野内豊さん。
まるで良一が戻ってきたようで、亜希子ではないですがとても嬉しかったです。
佐藤健の男前封印
そして忘れてならないのが佐藤健さん演じる麦田。
これがもうぶっ飛んでいます、笑。
お馬鹿っぷりに拍車がかかり、亜希子や周囲を困らせる天才。
言うセリフや表情が本当に間抜けで、うっかりするとこれが佐藤健だって事を忘れちゃう。
普段の佐藤健さんはスマートで男前でカッコ良くて…という感じなので、これだけ三枚目に徹する事が出来るのも凄いですね。本当に麦田はカッコ良さゼロなのに憎めないキャラというのも健在。
みゆきと大樹
かなり色々なストーリー展開を詰め込んだドラマだったので、仕方がないですが、今回はみゆきと大樹は完全に脇役だった印象。
みゆきはそれなりに常に亜希子の傍にいて登場しますが、ストーリー上では亜希子、良治、麦田の3人がメインのお話でした。
みゆきは母を助けるサポート的な。
そこが唯一物足りなかったです。2時間なので本当に仕方ないですが。
なので次回は是非みゆきと大樹の続編を作って欲しい!
キーパーソンの山本未来
↓以下ネタバレ含みます
登場した時にはサラッと見ていた弁護士役の山本未来さん。
完全に脇役だと思い、最後の最後までこの方の重要性に気付きませんでした!
良治の元妻だと分かった時、「なるほど~!そこで繋げたか!」と伏線回収の美しさに拍手。
細部にまで人情を感じさせる展開が盛り込まれていてギボムスらしいです。
義母と娘のブルース 2022 全体感想
2020年のスペシャルが終わった時、気になるあのラストでモヤモヤが残っていました。
是非続編を!と思っていた希望が叶い、そしてその期待を裏切らない完成度の高いドラマに大満足です。
後半の亜希子とみゆきの悪口飲み会で、良一を想って「二度と会えない」と言うシーンでは、みゆきの表情にこちらまで涙してしまいました。やっぱり泣かせるギボムス。
麦田は馬鹿っぷりを発揮しながらも、騙されたと分かった後に白百合製パンの谷崎に会いに行くシーンには麦田の人の良さが滲み出ていてこれも感動。
ラストにヒゲを剃った良治が座っている姿にも胸が熱くなりましたし、何といってもエンディングに流れる幼いみゆきと亜希子のシーンの数々。そしてMISIAの「アイノカタチ」が流れると、もう涙・涙・涙。最高です。
亜希子と良治の経営上の駆け引き、その一方で芽生える恋?そして麦田ベーカリーの存続をかけたバトルなど、コメディ、ヒューマン、ロマンスがバランスよく盛り込まれたドラマだったと思います。
たった2時間とは思えない程、充実した内容で脚本が生き生きしているな~と感じました。
ギボムス衰え知らず、といったところでしょうか。
この先、私の理想は、みゆきと大樹の結婚までは見たいかな。
そのハッピーエンドで締めくくるのが一番ギボムスらしいと思いませんか?是非そこまで続編を続けて欲しい!