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感動良作!映画「ブルー・バイユー」感想。高評価でラストは必見!

BlueBayou

映画「ブルー・バイユー」(Blue Bayou)を観ました。

評価が高いので以前から気になってはいたのですが、何となく暗い雰囲気のようだし、有名な人は出ていなさそうだし…と手付かずでいました。

でもふと気が向いたので何気なく見てみると…

こんな良い映画を今まで見逃していたんだと悔しいぐらい、かなり良作でした。




ブルー・バイユー 作品情報

 

製作国:アメリカ(2021年製作)

ジャンル:ヒューマン

脚本:ジャスティン・チョン

監督:ジャスティン・チョン

上映時間:119分

 

ブルー・バイユー キャスト

  • アントニオ役(ジャスティン・チョン)
  • キャシー役(アリシア・ヴィキャンデル)
  • ジェシー役(シドニー・コウォルスケ)
  • パーカー役(リン・ダン・ファン)
  • エース役(マーク・オブライエン)元夫
  • デニー役( エモリー・コーエン)エースの同僚

 




ブルー・バイユー あらすじ

韓国で生まれ、3歳の時にアメリカに養子に出されたアントニオ。様々な苦労がありつつもシングルマザーのキャシーと出会い、その娘のジェシーと3人でささやかながら幸せな生活を送っていた。しかしある日、元夫のエースと同僚と揉め事になり、逮捕されてしまうアントニオ。そこで30年以上前の書類の不備により、アントニオは強制送還されるという事態になり…。

ブルー・バイユー 予告

 




ブルー・バイユー 感想(ネタバレなし)

いや、ほんと、意表突かれたというか、全く期待せずに見たので衝撃でした。

今となってはこの予告を見ただけで号泣です。

最初の5分程を見ただけで、あれ?これ思っていたよりも良さそう、と感じるものがありました。

無駄なシーンが一切なく、次々と展開していく物語にぐいぐいと引き込まれていきます。

アントニオ

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兎に角良かったのがこの主役、アントニオを演じたジャスティン・チョン!!

陰がありつつも優しさがある、このアントニオ役にピッタリ!
そして演技が素晴らしい!!

微妙な表情から感情が伝わる伝わる!
最初はやや感情を抑え気味な表情で淡々と物語は進んでいきますが、ストーリーが進むにつれてアントニオの感情が溢れ出します。

もう彼の泣きの表情といったら、見ているこちらがもらい泣き。マジ、上手いです。

そしてこのジャスティン・チョン、この映画の脚本と監督も兼任しているっていうからビックリ!どんだけ才能があるの⁉

ジャスティン・チョンって今まで知らなかったので調べたら、トワイライトシリーズに出演されていたんですね。

映像を見たら、「あぁなるほど、そう言えば出てたね」と分かるけど、全く印象が違うから気付けなかったわ。

かなり良い味のある俳優さんになりましたね。

キャシー

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そしてこの映画を見始めて私が最初に驚いたのが、アリシア・ヴィキャンデルが出てる!!って事。何を今更…ですけど。

知らなかった…
全く予備知識なしで見たので。

アリシア・ヴィキャンデルは好きな女優さんで、ある程度出演作もチェックしていたつもりなのに、この映画の雰囲気が余程興味を持てなかったのか、今までスルーしてしまっていました。

やや美しさを抑えきれていない感はありましたが、それでもアリシアとジャスティン・チョンの組み合わせは良かったなぁ。お似合い。

アリシアも含め、余命短いパーカー役を演じたリン・ダン・ファンもかなり良い演技をされていました。

この映画って、登場人物が凄く少ないので、一人一人の表情とか演技がより際立って感じます。

映像や曲が刺さる

全体を通して映像の雰囲気もとても素敵でした。

トーンを落としたフィルムカメラのようで、どこかのドキュメントを見ているような雰囲気があります。

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家族のシーンは最高に素敵。

可愛くて優しくて、見ているこちらもほっこり自然と笑ってしまう。

BlueBayou

アメリカ映画なんだけど、全体的にアジア映画を感じさせる雰囲気がありました。

 

ブルー・バイユー 感想(ネタバレあり)

↓以下ネタバレあり

あまりにもアントニオに酷い仕打ちで、ただただラストは幸せになって!とだけ願いつつ見ていました。

で、あのラストシーンですよ。

もう、あのラストシーン、泣かない人います?
私ももれなく大号泣でした。

ただ、多くの方は娘のジェシーの叫びとアントニオのスライディングハグに大号泣だと思いますが、個人的にはそこはまぁまぁ…ちょっとオーバーアクション過ぎる気もするかな。

私はその手前あたりから既に涙スイッチが入っていまして…

まずアントニオが養母の元を訪れて、自分の辛かった気持ちを伝えるシーン。
あの辺りから胸にくるものがありました。

そしてキャシーに「綺麗な金だ」と言葉を残し、一人悲しく去っていくアントニオ。

辛すぎる!と思っていたところにキャシーとジェシーが空港まで追いかけてきます。

それを見たアントニオの表情がたまらなく、完全に私はアントニオに感情移入してしまいまいした。

その後、元夫のエースが娘と抱き合うシーンを見て、アントニオの気持ちが変わるんですよね…。

この時、言葉に出さずともその表情から何を考えているのか視聴者にも伝わります。

そして「ここに残れ。一人で行く」と言い、キャシーと抱き合うシーン。

ここ!このシーンで私の涙腺崩壊でした。
アントニオの気持ちが痛い程伝わってきて、辛過ぎて。

結局ハッピーエンドにならなかったこのラスト。
変に美しくまとめず終わったところも問題提起を感じます。

もっと早い段階で何とかならんのかい!と、思わず突っ込みたくなりますが、エンドロールで実際に強制送還された人々の顔が映し出され、なぜこんな事に…と絶句。

映画はフィクションですが、養子になった子供達が後に国外追放されてしまうというのは現実。それをこの映画を見て信じられない思いです。

「ただ一緒にいたいだけ」

本当にそれだけなんですよ。あぁ、書いていても涙が出る。

理不尽過ぎる。

 

まとめ

テーマが重い反面、この家族3人の純粋さや可愛らしさ、温かさが詰まっている映画なので、見終わった後は何か優しい気持ちになれる、身近な人を大切にしたい、そう思わせてくれる映画でした。

久しぶりにもう一度ゆっくり見直したいと思える映画だったと思います。これはお勧めです。