薔薇とチューリップ 映画感想｜ジュノが邦画で一人二役

邦画「薔薇とチューリップ」を観ました。

そっくりな顔をした天才若手画家と韓国人留学生の二人が入れ替わるというストーリー。

2PMのジュノが日本映画でこの二役を演じています。

薔薇とチューリップ　作品情報

原作者は「東京タラレバ娘」の東村アキコで、本作はこの映画の為に（というかジュノの為に）描き下ろされました。

薔薇とチューリップ　キャスト

• ネロ／デウォン 二役（ジュノ）
• 立花かおり役（谷村美月）
• ミョンア役（玄理）
• 中居頭の悦子役（ふせえり）

 

薔薇とチューリップ　あらすじ・予告

あらすじ
個展開催のため来日した、世界的現代アーティスト・ネロ。彼は到着早々、自分の絵の盗作が置かれていると噂の旅館を密かに訪れ、そこで温泉客である韓国人留学生・デウォンと出会う。なんとネロとデウォンは瓜二つだった！ 互いに驚きを隠せない二人だが、ネロは“ある目的”のために、デウォンに自分と入れ替わるよう依頼する。正反対の二人が入れ替わったことで、事態は一変。やがて彼らは思いもよらぬ出来事に巻き込まれていくが…。（公式HPより）

「薔薇とチューリップ」はNetflixで配信中
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感想（ネタバレなし）

とりあえずジュノの為の映画。その一言に尽きる。

ジュノ目的で見るなら二役だし、カッコイイジュノも可愛いジュノも見る事が出来るので満足出来ると思いますが、話は正直つまらんかった…。

最初はね～、ジュノが日本の映画に出ている…というか日本の敷地にいるというだけでテンション高くなってしまいました(笑)

嬉しいというより、その違和感に笑ってしまって。
一応この映画はラブコメとして出されているようですが、私は全くそんな印象では無かった…。
若者の苦悩を描いたヒューマン映画という感じです。
だけど序盤はジュノへの親近感やら違和感やらで笑えました。

着替えさせられたシーンで「普通だったよ」と言われた時のジュノの反応が可愛かったり。

あとは、かおりに、「あれ？なんかかっこよくなってる？」と言われるシーンでは爆笑。そこまで笑うところでは無いんだけど、韓ドラファンとしては、韓流スターのカッコよさをネタにしてくれたような気がして、「そうでしょ、そうでしょ！」と内容そっちのけで嬉しくもあり。

でもその後のストーリーはあまりにも単調過ぎて、ジュノが勿体なく感じたかな～。

この映画でジュノは二役を演じています。

天才画家のネロ↓

韓国人留学生のデウォン↓

キャ～！ジュノが温泉雑誌持ってる～！と思うだけで笑っちゃうのですが、韓ドラに興味の無い人にとっては何一つ面白くないでしょうね(^^;)

で、二人が関わる温泉宿の娘、かおりを演じるのが、谷村美月。

谷村美月ちゃんも私は日本人女優の中では好きなのですが、なぜかこの映画では老けて見えました。ジュノと同じ年齢にはとても見えず…。

かおりとのラブロマンスでは無いので別にお似合いで無くても良いのですが、ネロとかおりのシーンでは演技も嚙み合っていないような気がして。
谷村美月ちゃんはやっぱり日本人的な演技で、それはそれでナチュラルで凄く上手いと思うんだけど、ジュノ（ネロの時）はやっぱり韓流オーラ全開で、見ていると日本と韓国の演技方法の違いを感じてしまいました。どちらが悪いという訳ではなく。

ただ、ジュノがデウォンを演じてる時にはその差があまり無く、不思議とかおりとの会話も自然でした。キャラの差だと思いますが。

そういう意味ではジュノの二役の演じ分けが上手かったな～と思います。

あと、ネロのマネージャーのミョンア。

演じた玄理さん、過去に見たドラマなどで多数出演されているのに印象になく、この映画で初めて韓国人だと知りました。日本語も韓国語もあまりに上手過ぎるので、え？韓国人？日本人？と思いながら見たのですが、さすがやっぱり谷村美月ちゃんとのシーンと違い、ジュノとしっくり合うなぁ…と思います。言語だけの問題でなく、スタイルや醸し出す雰囲気なのか…。

ストーリーに捻りもなく単純ですが、メイン3人の演技がしっかりしているので、そこに引っ張られて見た感じ。

役者達は悪くないので、もっと脚本を頑張って欲しい…とつくづく思った映画でした。

あとチャンソンも登場しますがほんの少しなので期待するとがっかりします(^^;)

薔薇とチューリップ　主題歌

主題歌はジュノが歌う「Nothing But You」

 

まとめ

ストーリー重視だとちょっと物足りなく、もっとサスペンス濃くするか、逆にどっぷりラブストーリーの方が良かったかな。でも二役なのでジュノは堪能出来ます。なのでファンには堪らない映画だと思うし、二人の女優もそれぞれ演技が上手いのでその点は最後まで安心して見ていられました。

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