韓国ドラマ「魔女の法廷」を観ました。
ユン・ヒョンミンが主演という事で観始めたドラマですが、予想外にストーリーが面白く内容が充実していました。
ツンデレ魔女検事と年下イケメン検事の法廷ドラマです。
Contents
魔女の法廷 作品情報
▲この二人が隣り合わせで住むマンションの部屋もお洒落で素敵!
製作国:韓国
ジャンル:ラブコメ・ヒューマン
演出:キム・ヨンギュン
脚本:チョン・ドユン
話数:全16話
魔女の法廷 キャスト
- ヨ・ジヌク役(ユン・ヒョンミン)
- マ・イドゥム役(チョン・リョウォン)
- チョ・ガプス役(チョン・グァンリョル)
- ミン・ジスク役(キム・ヨジン)
魔女の法廷 あらすじ
あらすじ
幼い頃に行方不明となった母を捜すため、検事になったマ・イドゥム。出世のためなら手段も選ばない彼女は、刑事2部のエースとして活躍していた。ある日、イドゥムは上司のセクハラ事件がきっかけで、年下の新人検事のヨ・ジヌクと知り合う。奇しくも彼はイドゥムが住むマンションの隣人だった。正義派のジヌクにとってイドゥムは相容れない存在だったが、何と2人は誰もが敬遠する「女性・児童被害対策部」に異動を命じられてしまう。数々の捜査でぶつかり合いながらも、次第に互いの存在が気になり始める2人。さらにジヌクは、いつも元気な彼女が母の失踪という傷を抱えていることを知り…(引用:公式サイト)
魔女の法廷 ネタバレなし感想
ユン・ヒョンミン目的で観始めたのですが、このドラマで強烈な存在感を発しているのはマ・イドゥム役のチョン・リョウォン。
2005年の「私の名前はキムサンスン」に出演されていますが、かなり昔観たのでその存在を忘れていました(^^;)
そして今回、あまりのその強烈なキャラクターについていけず、2話程観たところでしばし休憩…(-_-;)
その後気合を入れて再度観始めたのですが…これが!面白かった!
チョン・リョウォンの演技がぶっ飛んでる
何と言ってもこのドラマは彼女あってのドラマでしょう。
とにかくぶっ飛んでます(笑)
チョン・リョウォン演じるイドゥムは、口は悪い、気は強い、ガニ股歩き、酒を飲む時もグビグビと最後にゲップ…。そのガサツっぷりは半端ないです(^^;)
最初はユン・ヒョンミンの相手役として観てしまうので、「ちょっと、このガサツなオバサンやめてよ~」な心境になったのですが、これがなぜか観続けると慣れてくる(笑)
それどころか、完全に自分を捨てた?その演技があっぱれというか、何度も笑わされました。うん、やっぱり演技が上手いです。
癒し効果抜群 ユン・ヒョンミン
私が今一番ハマっている俳優、ユン・ヒョンミンですが、このドラマの彼はユン・ヒョンミンのイメージそのままの役という印象でした♪
▲この表情!こんな目で見られたら倒れます(^^;)
ユン・ヒョンミン演じるジヌクは、優しく正義感に溢れ、元精神科医という事から相手の気持ちを感じ取る繊細そうでいて温かい人物です。
イドゥムのはっちゃけぶりと、ジヌクの冷静で温かい雰囲気が意外に観ていて合うんですよね~これが。
いつもイドゥムをさりげなく助けてくれる存在で、好きにならずにはいられません!
本格法廷ストーリー
このドラマの公式サイトなどでは、「ラブコメ」として紹介されていますが、実際観てみるとコメディというよりヒューマンの要素が多いかな、と思います。
イドゥムとジヌクが所属する事になったのは女性児童犯罪担当部。
確かにイドゥムのおかげで笑えるシーンも多々ありますが、それ以上に事件がリアルで、盗撮・強姦・動画流出・セクハラ…など、ハードな内容が続きます。その事件を解明していくテンポが良く、グイグイ引き込まれます。
法廷シーンでバッサリ悪者を裁くシーンは本当に気持ちいい!観ていてスッキリします!
各事件の話数もそれ程長く引っ張らず、次々と展開していくので飽きずに観る事が出来ました。
不完全な主役
私はこのドラマで、イドゥムが少しずつ変化していく様子が好きです。
最初は自分の出世の事しか考えていない、身勝手な女検事でしたが、様々な事件に触れ、そして自分も盗撮の被害者となり、徐々に被害者側の気持ちを理解していきます。
最初から正義の味方みたいな主人公では無くて、欠陥だらけの女というのが良かったです。
そして自分が変化していく事も素直に見せず、相変わらず男勝りで誰にも頼らず自分で解決しようとするイドゥムが徐々に好きになっていきました。
母親失踪事件との関係
イドゥムは20年前の失踪した母親を探しています。
それが関わっていた性犯罪事件が母親失踪事件と関係がある事を知り、さらにジヌクの母親も関与しているという…複雑な状況になってきます。
単調に様々な事件を解決していくだけではなく、イドゥム自身やジヌクや上司なども巻き込み絡めてくるのが後半さらに面白く見れた理由の一つです。
ロマンスは少しだけ
二人の間にほのかなロマンスもありますが、それはほんの少しだけ。
余計なロマンスをバッサリ斬り、それよりも事件解明と法廷シーンがしっかりしているのでこれが良かった!
もしロマンスを中途半端に入れ過ぎてしまったら、どっちつかずの印象で良くなかったかも。
このドラマでの二人は、ロマンスシーンよりも、漫才のような掛け合いシーンの方がずっと魅力的でした。
そういう意味でもラストはロマンスなのかコメディなのか?
という終わり方でまさにこのドラマにピッタリ!私はお気に入りのラストです!
魔女の法廷 感想|まとめ
それ程凝ったストーリーではないのですが、主演の二人だけでなく周囲を固める上司、同僚役の人達全員のキャラが良く、気持ち良く観れるドラマでした。
シリアスなシーンも多く重くなりがちな法廷モノですが、この二人だからこそほっこり温かい、気持ちの良いドラマになったのではないかと思います。
法廷モノが苦手な私でも全く別物のような感覚で気軽に観る事が出来たので、笑いあり、ハラハラドキドキありの、お勧めドラマです。
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