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ファミリー(1983年)|号泣必至!絶対泣ける不朽の名作!実話が基の映画

アメリカのテレビ映画「ファミリー」って知っていますか?

実話を基に1983年に製作されたこの映画。かなり古い映画ですが、号泣必至、絶対泣けるファミリー映画です。

今回、かなり久しぶりにこの映画を観たので感想を書いてみたいと思います。




ファミリー 作品情報

ファミリー

公開年:1983

製作国:アメリカ

ジャンル:ファミリー、ヒューマン

監督:ジョン・アーマン

脚本:マイケル・ボートマン

上映時間:95分

 

ファミリー キャスト

  • ルシル・フレイ役(アン=マーグレット)
  • アイヴァン・フレイ役(フレデリック・フォレスト)
  • ジョアン・フレイ役(ハリー・トッド)

 




ファミリー あらすじ

あらすじ
1952年秋。アイヴァン(フレデリック・フォレスト)とルシル(アン=マーグレット)のフレイ夫妻に、10人目の赤ちゃんが生まれた。フレイ家の生活は苦しい。アイヴァンは痛風の持病を持ち、その苦しみをまぎらわせるために酒にひたっていた。しかし、子供たちは明るく育ち、家の中には笑い声が絶えない。そんなフレイ一家を突然の不幸が襲った。

続き(ネタバレあらすじ)はこちら

ルシルが身体の痛みを訴え、検査の結果、乳ガンであることが判明したのだ。アイヴァンはショックを受ける。しかし、ルシルは、泣いている暇もなかった。子供たちをそのままにして死んではゆけない。アイヴァンはますます酒に逃げる。なんとか子供たちを育ててくれる親代わりを見つけなくてはならない。ガン協会の弁護士ヘイゼル(キャスリーン・デイモン)の協力を得て、ルシルは里親探しを開始した。子供同士を自由に会わす、教会に通う、等の条件事項をメモにとりその条件に叶う夫妻を探した。スティーブン(ブライアン・マザンティ)が最初にもらわれていった。続いてカール(パトリック・ブレナン)、アイヴァン・ジュニア(パンパー・ヨザース)、ウォーレン(ジョエル・グレイヴス)、バージニア(ケイティ・マックレーン)、と次々にフレイ家を去っていった。ママの役目を果たしていた長女のジョアン(ハリー・トッド)も老夫婦に引き取られていった。ただ、テンカンもちの三男、フランク(ロビー・カイガー)だけが残り、仕方なく、ルシルは施設に任せた。やがてルシルの葬儀が静かにとり行なわれ、それぞれの里親に手を引かれて子供たちが集まってきた。施設のフランクも、ウォーレンの里親に引き取られることになり、それぞれが,ルシルの勇気と深い愛情を胸に、新しい人生に向かうのだった。(引用:映画com)

ファミリー 感想(ネタバレなし)

アン=マーグレットの迫真の演技

この映画の中心、母親のルシル役を演じているのがアン・マーグレット

ファミリー

何と言っても主演のアン・マーグレットの演技が素晴らしいです。

もはや演技を超えていると思える程、迫真の演技でこの映画の母親役がアン・マーグレットでなければ、この映画はここまで泣けなかったと思います。

弱いけど憎めない父親

ファミリー

アル中、痛風の持病、続かない仕事、貧乏な生活…

とにかくダメな父親、アイヴァン。
今の時代ならこんな夫は妻にすぐに捨てられそうなダメっぷりなのですが、妻と子供達への愛情は深く、家族に愛されています。

とにかく泣ける

この一言に尽きます。

とにかく泣ける。

私はこの映画を子供の頃に観たのですが、映画を観てあれ程号泣したのはこの映画だけでした。

それ程泣ける映画だという記憶があったので、ずっとまた観たいと思っていたのですが、今回久しぶりに観る事が出来て感激!

でもさすがにかなり古い映画なので感じ方が違うかな?と思いつつ観てみたのですが…

変わらず号泣

凄いです。時代は移り変わっても、この映画の泣かせるストーリーと演技は全く変わっていませんでした。

 




ファミリー 感想(ネタバレあり)

正直なところ、この映画はネタバレとかどうでもいいです
この先のストーリーが分かっていても関係なく泣けますので(^^;)




子供達への深い愛情

ファミリー

母親ルシルは自分の余命がそう長くない事を子供達に話します。

「天国に行く」という言葉で。

この時、話を聞く子供達がリアルで(涙)
ある程度年齢が上の子は、母親の死を察して辛い表情になり、まだ幼い子達は無邪気に「天国にはどうやって行くの?」と質問したり。

見ているだけで母親が子供達に話す辛さが伝わってきて、それでも笑顔を絶やさないルシルに母親の強さを感じるシーンです。

明るく家族探し

ファミリー

自分が死ぬ前に子供達それぞれに里親を探す事にしたルシル。

辛く悲しいストーリーのはずなのに、それぞれの子供の里親探しが始まると、どこか明るくみんな悲しい素振りを見せません。

それが逆に観ているこちらはリアルに感じたり、切なかったりします。

シンプルだからこそ感動する

ファミリー

そして、ルシルは10人の子供全員の居場所を見つけてから天国に旅立ちます。

テンカンがある三男のフランクは、一度は施設に入ったものの、ルシルの死後、兄弟のウォーレンと同じ家族に引き取られる事になり良かったね!というエンディング。

特に捻りも無く、病気になった母親が子供達の里親を見つけて亡くなる…

文字にするとたったこれだけのストーリーなのに、なぜこれ程泣けるのでしょう

久々にこの映画を観て思ったのが、とにかくシンプル。

感動的な曲が流れるでもなく、ドラマチックな演出がある訳でもなく。
ストーリーも早過ぎるぐらい、次々と場面が流れていき、淡々とその事実を語っているような感じです。これがいい。下手にお涙頂戴場面が多いと白けてしまいますが、その点この映画は大した演出が無い分、演技が際立っています。

実話という事もあり、ドキュメンタリーを見ているような感覚で、母親の愛情と辛さが強烈に胸に迫ってきます。

 

ファミリー|まとめ

古い映画ですし、映画の内容自体は脚本も映像も良いとは言えませんが、とにかく心への響き方が素晴らしいです。

この映画がDVD化されていないのが残念でなりません!
ずっと残して欲しい名作です。