中国ドラマ「お嬢さま飄々拳(ひょうひょうけん)~プリンセスと御曹司~」(原題:淑女飘飘拳)を見ました。
ビー・ウェンジュン×スン・チエン主演。
「宮廷の茗薇」で中国ドラマに目覚めてしまった私ですが…
本作は学園モノのラブストーリーですが、これがまた…「宮廷の茗薇」以上にドハマリしました!
Contents
お嬢さま飄々拳(ひょうひょうけん)作品情報
製作:中国
ジャンル:ラブロマンス、ヒューマン
脚本:ヌオ・シアンシン
監督:アンディー・ルオ
話数:全24話
お嬢さま飄々拳 キャスト
- 衛楚(ウェイ・チュー)…ビー・ウェンジュン
- 風飄飄(フォン・ピャオピャオ)…スン・チエン
- 白海洋(バイ・ハイヤン)…ジア・ジョンユー
- 蕭笑(シャオ・シャオ)…ジャン・シンユエ
- 陳冰(チェン・ビン)…ディン・ゾーレン
- 楊凝雪(ヤン・ニンシュエ)…ワン・チエンウェン
- 月山旬…佐藤寛太(劇団EXILE)
お嬢さま飄々拳 あらすじ・予告
あらすじ
現在でも過去でもない時代。舞台はスポーツや芸術・文化面で一芸に秀でた者のみが在籍を許される中国の総合大学CMFU。
武術、書画の達人である祖父のそばで育った風飄飄(フォン・ピャオピャオ)は、文系を専攻とするCMFU尚香学院の書画学科への入学を果たす。
早々に、ちょっとした誤解から、学院のプリンセス的存在“尚香淑女”とみなされ注目の的になってしまった。同じ頃、注目のニュースがもう一つ、キャンパスを席巻する。衛式太極拳の継承者にして学院の王子、クール系イケメンの学生会長、衛楚(ウェイ・チュー)が、怪我による1年半の休学から復学したのだ。
ある晩、敵対するグループの襲撃を受けたウェイ・チューは居合わせたピャオピャオに助けられる。彼女の太極拳の才能を見抜き、ウェイ・チューは彼女を自分の弟子とすることに。二人は師弟として衝突しつつ稽古に励み、敵対勢力の陰謀や様々なトラブルに巻き込まれながらも次第に魅かれ合っていく。
そして、「旧態依然とした伝統を打ち破り、太極拳の未来を築く」という夢を叶えるため、CMFU太極学科の白海洋(バイ・ハイヤン)、陳冰(チェン・ビン)、楊凝雪(ヤン・ニンシュエ)と流派を越えて手を組み、全国武道大会の優勝を目指すのだが…。(引用:lalaTV)
この予告を見た時点では、「若いなぁ…」と遠い目で見ていたんですけどね。まさかここまでハマるとは(笑)
感想(ネタバレなし)
あ~~~遂に終わってしまった…
毎日このドラマの放送を見るのが癒しだったのに、明日からどう生きてけばいいの⁉
と、いうぐらいどっぷりハマったドラマでした!
クールなイケメン 衛楚(ウェイ・チュー)
衛式太極拳の継承者。文武両道、冷静沈着な学生会長でイケメン。クールで感情を表に出さないが、太極拳の古い伝統を打ち破り、未来を築くという熱い思いの持ち主。ピャオピャオの太極拳の実力を見抜き、弟子にする事になる。
このウェイ・チューが!めっちゃカッコイイの~!!
いい歳してまさかこんな若者にハマってしまうとは…自分でも驚きですが、とにかくカッコいいので、是非多くの人に見て欲しい!!!
最初予告動画で見た時には特に魅力を感じなかったのに、このウェイ・チューという役に、演じている畢雯珺(ビー・ウェンジュン)がピッタリで完全に王子様。クールで無表情なのがいいのです。
ぶっちゃけ演技はまだまだという感じでセリフも棒読みっぽいですが、それが丁度この役に合っていました。
ビー・ウェンジュンのルックスがアイドルっぽいな~と思いつつ見ていたら、実際に中国で人気のアイドルグループ「楽華七子NEXT」のメンバーのようですね。
こんな画像などを見ると、まさにアイドル。
でもこのドラマのファンとしては、普段のナチュラルな姿の方が絶対素敵。今後ももっと俳優としての姿が見たいです。
ただ時代劇の様子を見ると…
う~ん、現代劇の方がカッコイイ。
おちゃめな戦う女子 風飄飄(フォン・ピャオピャオ)
主演女子のピャオピャオ役、孫千(スン・チエン)。
王子様キャラのビー・ウェンジュンの相手が、この癒しの雰囲気を持つスン・チエンで本当に良かった!
ルックスといい、持っている雰囲気といい、二人のバランスが丁度良くて。
ピャオピャオのキャラはかなり可愛いので、うっかりするとあざとく見えてしまいそうですが、スン・チエンが演じると素直に可愛い!
世界観にハマる
私は1話からこのドラマ、面白そう!と思ったのですが、その理由の一つが世界観。
山の中の武芸大学が舞台のこのドラマ。
その時代や場所に現実味が無く、どこか架空の世界のお話という雰囲気なのです。
大学構内や、衣装、周囲の建物やウェイ・チューの住む家など、どれも歴史を感じさせ美しく素敵です。
大学の雰囲気はどこかハリーポッターの魔法学校を彷彿させるものがあり、大学内には複数の武道学科があるのですが、それぞれが対決して試合を行うあたりなんてソックリ。
さらに武道の試合が行われる会場もこのように川の上に建てられていて、どこの場面を切り取ってみても風情のある雰囲気が作られています。
一応カテゴリーは学園モノかもしれませんが、この世界観のおかげで子供っぽく感じる事なく、とても楽しめるドラマでした。
▲ウェイ・チューの家。こんな家に住みたい!
このドラマでは登場人物がよく怪我をしますが、そんな時も頼るのは東洋医学。
早く病院に行ってMRI検査をすれば?と突っ込みたくなりますが(笑)
そんな徹底して現実感を無くしているところがまた良いのです。
▲まるで俗世を離れた僧侶のようなウェイ・チュー
キュンキュンが止まらない
ウェイ・チューはピャオピャオの太極拳の才能を見出し、自分の弟子として稽古の毎日を一緒に過ごす。
なのですが…
もうね~、毎話毎話、ただ二人がイチャイチャしているようにしか見えないです(笑)
二人ともシャイで、ドラマ自体もゆったり時間が流れる感じなのでキャピキャピした雰囲気は皆無。
あくまでも武道優先。
だけどこの二人の関係性が可愛くて。
完全に小学生の恋愛レベル。
最初は不愛想で冷たいウェイ・チューと、それに反発してウェイ・チューを嫌うピャオピャオ。
それが徐々に相手を意識するようになるものの、お互いなかなか気持ちを素直に伝えない!!これがヤキモキするものの面白い。
ここまでシャイ過ぎるカップルっている?と思うぐらい、本当に明らかなラブシーンが少ないです。
なので逆にウェイ・チューのちょっとした視線や仕草でキュンキュンさせられますよ~!
そこまでするなら早く告白して!と何度思った事か。
仲間のキャラクターも面白い
あと、太極拳でウェイ・チューとピャオピャオの仲間となるメンバーもどのキャラにも好感が持てました。
(右)チェン・ビン役のディン・ゾーレンもビー・ウェンジュンと同じ「楽華七子NEXT」のメンバー
ドラマ全体通してですが、暑苦しいキャラがいないというか。安心して見ていられます。
太極拳シーンの魅力
予想外に良かったのが太極拳で戦うシーン。
私はアクションが苦手で、大抵のドラマでは戦うシーンなどを早送りしてしまうのですが、本作では太極拳に見入ってしまいました。
面白いし美しい。見ていて飽きないです。
さらに何度もリピして見たくなるのが、ウェイ・チューとピャオピャオが二人で太極拳を稽古するシーン。
私は二人の長身と細さに萌えてしまいました。美しすぎる~!
特に二人の手の綺麗な事!!これ必見です。
日本人登場
そしてこのドラマの見どころとも言えるのが、日本人留学生として登場する月山旬。
演じてるのは劇団EXILEの佐藤寛太さん。
絶対浮くでしょ~と心配していましたが、違和感なく、この世界観にマッチしていました。
セリフが吹き替えという事もありますが、それを差し引いても彼の持っている雰囲気や存在感は中国の俳優さん達に負けていなかったと思います。
ピャオピャオのセリフにもありましたが、本当に日本の漫画から出てきたような美男子!
感想(ネタバレあり)
↓以下ネタバレあり
韓ドラの場合は脚本が練られているので、緊張感を持ちつつ集中して見るのですが、本作はただただ癒される~と思いつつ油断して見ていました。
なので私、彼女がそんな重要人物だと全く予測しておらず。
えー!!まさかの蕭笑が黒幕とは!
これ、気付かないのって鈍いですよね…汗。目で分かるだろって…。
でもまさか予想もしていなかったので、この展開のおかげで後半まで飽きずに楽しめました。
本当に心が洗われるような可愛いドラマ。
まともな告白も無いまま、婚約しちゃうわ一緒に住み始めるわで、そのちぐはぐさが可愛くてたまらなく…。
ただ唯一最後のプロポーズシーンは少し残念。
ハッピーエンドは嬉しいですが、ここまで中国の歴史ある雰囲気を守ってきたのに、あのピンクの風船だらけ&光る指輪はさすがにベタ過ぎて。
いっそ竹林の中でプロポーズして欲しかったな。
お嬢さま飄々拳 OST
※動画はネタバレを含む場合があります
あ~!もうこの曲聞くだけで泣けてくる!何で?(^^;)
このドラマが愛おし過ぎて!!いかにもアイドル曲なのに、見終わった後には名曲です(笑)
まとめ
あまりにハマりすぎて、本当はこれでも画像と文章を減らした程です、汗。
ストーリー全体は練られた作品という訳でもなく、ひたすら可愛くてキュンキュンするドラマ。
でもそれが煩くなく、ゆっくりと時間が流れるどこか別世界での出来事のようで、不思議な癒し効果があるのです。
主演二人のほのぼのした雰囲気に見ているこちらまで笑顔になれるので、いつまでも見ていたくなりました。私、現在ロスが激しいです…。
(本記事内の画像引用元全て:优酷訊息技術(北京)有限公司)