韓国ドラマ「キミはロボット(原題:君も人間か?)」を観ました。
ソ・ガンジュンが人間とAIロボットの一人二役を演じるファンタジーロマンス。
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キミはロボット 作品情報
製作:韓国(KBS)
ジャンル:SF、ファンタジー、ラブロマンス
脚本:チョ・ジョンジュ「王女の男」「パートナー」「がんばれ、ミスターキム!」 演出:チャ・ヨンフン「むやみに切なく」「
話数:全18話
原題は、너도 인간이니「君も人間か?」
邦題になるとがっかり…という映画やドラマは多いですが、その中でもこの「キミはロボット」はタイトルもポスターも、折角の雰囲気がぶち壊し…という感じで勿体ないです。
キミはロボット キャスト
- ナム・シン/ナム・シンⅢ役(ソ・ガンジュン)
- カン・ソボン役(コン・スンヨン)
- チ・ヨンフン役(イ・ジュニョク)
- ソ・イェナ役(パク・ファニ)
- オ・ローラ役(キム・ソンリョン)
- ナム・ゴンホ役(パク・ヨンギュ)
- ソ・ジョンギル役(ユ・オソン)
キミはロボット あらすじ
あらすじ
天才ロボット工学博士オ・ローラは韓国での講義の為に、幼い息子シンを連れてチェコから一時帰国した際、PKグループの理事の義父ナム・ゴンホに、後継ぎとして息子を奪われてしまう。失意のままチェコに戻ったローラは悲しみをうめる為、息子をモデルとしたロボット、ナム・シンⅠを製作し共に暮らす。その後も本当の息子の成長に合わせナム・シンⅡ、ナム・シンⅢとロボットも成長させた。そして韓国で大人に成長した本物のナム・シンはPKグループでの問題児となり、ある日母を探してチェコを訪れる。そこで陰謀により事故に遭ってしまったナム・シン。そして彼の代役としてロボットのナム・シンⅢがソウルに向かう事になる。
一方、ソボンはPKグループで警備員をしていたが、彼がチェコに行く前に解雇されていた。だが代役として現れたナム・シンⅢに再雇用され、彼専属のSPとして共に行動する事になる。
キミはロボット 感想(ネタバレなし)
SF好き、ファンタジー好き、ロボット好き!な私なので、このドラマが面白くないはずがない!というぐらい期待して観ました。
結果、期待を裏切る事なく、とても面白く楽しめたドラマだったと思います。
ワガママな問題児、ナム・シン
幼い頃に父を亡くし、PK財閥の跡継ぎとして母親とも引き離され祖父に育てられる。ワガママで傲慢。会社を引き継ぐ意思もなく、母を探す為に訪れたチェコで陰謀による事故に遭い意識不明になってしまう。
ナム・シンをモデルにして作られたナム・シンⅢ
ロボット工学博士の母の手により、息子をモデルにして製作されたナム・シンⅢ。本物のナム・シンが意識不明になってしまった為、代役としてソウルに向かい本物ナム・シンを演じる事になる。優れた頭脳とパワーを持ち、学習能力がある為に成長していく。正義と悪を判断する優しさがある。
この二役を演じているのがソ・ガンジュン。
まず言わせて!
ソガンジュン、可愛い!カッコイイ!美しい!!
ほんっとにお顔が綺麗ですよね~。どの角度から見ても完璧なルックス。
特に目が最高に綺麗。なので時に機械的に見せるロボット役がハマッています。
「第3の魅力」の時より本作の方が何倍も素敵でした。
ちなみに今、「WATCHER」を見ているのですが、なかなか入り込めず…。このロボット役を引きずってるからかしら(^^;)
この二役の演じ分けもとても上手くて、自然と入り込む事が出来ました。
ただ同じAIモノとして私がハマったドラマ「愛しのホロ」のユン・ヒョンミンの二役が上手過ぎたので、それと比較すると少し物足りなさもありました。演技というより脚本の違いもあると思いますが。
ナム・シンⅢのSP、カン・ソボン
元格闘技選手。本物のナム・シンの新恋人を盗み撮りした事でPKグループを解雇される。その後ソ専務にスパイとして雇われ、ナム・シンⅢのSPとして彼と共に行動するようになる。
ソボンを演じるのがコン・スンヨン。
明るくて可愛く、そして強く逞しいソボン役が彼女で良かった!
男勝りで天真爛漫な雰囲気がとてもハマッていました。
何よりソガンジュンとのケミが良かったです。
同じ年齢という事もあり一緒にいると友達にも見え、恋人にも見え、そこがこのドラマのロボットとの恋というストーリーに上手くマッチしていたように思います。
王子様的ロボット
私はこういうロボットものが好きなので、その設定だけで既に評価が上がってしまうのですが…(^^;)
なので本作もこれぞロボット!というようなワクワクするシーンが多々ありました。
何かある度に助けてくれるシンⅢ。
王子様的な登場で、人間離れした(当たり前)行動を見せてくれるので、カッコ良さへのドキドキと、ストーリーへのワクワク感を満たしてくれます。
さらに…
- 泣いたら抱きしめる
- 触れると嘘を見抜ける嘘発見器付き
こんな機能付きロボット、素敵過ぎるでしょ!!ホント女性目線で作られたドラマですよね(笑)
人間とロボットの恋
「愛しのホロ」は人間とAIの間で揺れ動くような恋愛模様ですが、本作はシンとシンⅢの立場や関係性が敵対している為、恋愛面は完全にソボンとシンⅢのラブストーリーになっています。
ロボット設定あるあるだと思いますが、ロボットって人間と違って純粋で誠実。で、人間好みにカッコ良く作られているので尚更、
こんなロボット欲しい!ってなってしまいます(^^;)
シンⅢの純粋な行動でキュンキュンするシーンも多く、可愛くて微笑ましい!
ここが惜しい
ストーリー全体としては、ロボットと人間の恋愛と共に、財閥の権力争いや政略結婚などを絡めた内容となっています。
これがね。
少し間延びしてしまった印象で。
韓ドラにありがちな権力争いを盛り込んでいますが、これが中途半端に弱い。
入れるなら入れるでもっと練られていればいいのですが、悪役のソ専務の行動など単純過ぎて物足りない気がしました。
もう少し話数が短ければこれでも良かったと思うのですが。そこが少しだけ勿体ないかな。
でもストーリー全体としては次々と展開しますし、何より二人の初々しさが見ていて幸せだったのでとても良いドラマでした。
あと、この人が良かったですね。
シンの秘書で親友でもある、チ秘書(イ・ジュニョク)。
人間のシンが身勝手な分、このチ秘書がとても素敵に見えました(笑)
キミはロボット(ネタバレあり)
↓以下ネタバレあり
前半から納得がいかずイライラして見てしまった点はこの方。
シンの母親であり、シンⅢの製作者のローラ博士。
シンⅢを作った事も、シンⅢを身代わりにした事も、シンⅢにキルスイッチを設定した事も、
ちょっと身勝手で残酷なのでは⁉
というモヤモヤを抱えたまま、このローラ博士に全く共感出来ずに見ていました。
途中から心の奥底の葛藤も分かりましたが、最後まで母親としての物足りなさが残ったままでした。
後半のソ専務の陰謀は単純でしたが、シンⅢが本物シンにより操作されてしまうシーンなど、やはりこういうロボット設定を活かしたシーンがあると面白さが増しますね。
この物語をずっと見ていると、誰もがシンⅢを好きになり、ソボンとのハッピーエンドを願うはず。
海に沈んだはずのシンⅢが1年後、ソボンの元に戻ってきて二人は再会する。その手助けをした本物のシン。
あっけないラストの展開ですが、それでもいいんです、ソボンが振り返った時、シンⅢが立っているのを見て大満足!
やっぱりこういうドラマはハッピーエンドが似合います。
でもこの先は?ソボンが歳を取ったらどうなるの?なんて深読みしてはいけません(笑)
あと一つ。
個人的には、シンⅢの「泣いたら抱きしめる」と「嘘発見器機能」ですが、これが最初に出てきた時、後半への伏線になるかな?と期待していました。
後半もっとソボンとの恋愛が深く切なくなり、「泣いても抱きしめられない」とか、「発見器で嘘と分かっているけど気付かないフリをする」とか、「ここでそうきたか」的な使い方をすると思っていたのですが…無かったですね(^^;)遠隔操作されてソボンだと分からず抱きしめないシーンはありましたが、シンⅢの意思でそうするシーンも見てみたかった!
キミはロボット OST
特にこの二曲が好きです。
2BiC / Heart
キム・ナヨン / 言ってよ
あと、ソガンジュンが自ら歌っている曲↓
ソ・ガンジュン / You Are My Love
キミはロボット 感想|まとめ
もともとこういうお話が好きなので私の中で期待して観ましたが、それを裏切らず十分楽しませてくれた作品でした。軽くて見やすいですし、展開も早く万人受けするような内容になっていると思います。見るとソガンジュンを好きになる事間違いなし!
「キミはロボット」はU-NEXTで配信中
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(本記事内の画像引用元全て:KBS)