韓国ドラマ「皇后の品格」を見ました。
ある日突然皇后になった女性が、王室の陰謀に巻き込まれていくサスペンス&コメディ。
それ程期待せず見始めたのですが予想外に面白く、全26話と長めなのにも関わらず、あっという間に見終わりました。
Contents
皇后の品格 作品情報
製作:韓国(SBS)
ジャンル:サスペンス、コメディ、ラブロマンス
脚本:キム・スノク「私はチャン・ボリ!」「復讐のカルテット」
演出:チェ・ドンミン「私の10年の秘密」
話数:全26話(52回)
皇后の品格 キャスト
- オ・サニー役(チャン・ナラ)
- イ・ヒョク役(シン・ソンロク)
- チョン・ウビン役(チェ・ジニョク)
- ミン・ユラ役 秘書(イ・エリヤ)
- 大后カン氏役(シン・ウンギョン)
- ソ・ガンヒ役 乳母(ユン・ソイ)
- イ・ユン役 ヒョクの弟(オ・スンユン)
- オ・ヘルロ役 サニーの妹(ステファニー・リー)
皇后の品格 あらすじ・予告
あらすじ
国民からの人気も高い大韓帝国の皇帝、イ・ヒョクは、実権を太后・カンに握られ、不満を抱いていた。ある日、秘書との密会中に事故を起こしたヒョクは、ミュージカル女優のサニーの芝居を観ていたとごまかそうとするが、ヒョクとサニーの熱愛説が浮上し…。(引用:U-NEXT)
感想(ネタバレなし)
全く期待せず、内容も知らず何気なく見始めたのですが、意外に面白くて前半からグイグイ引き込まれました。
架空の韓国王室が舞台。
ある事故がきっかけで突然王室の皇后になる事になった女性が、王室に渦巻く裏側の世界を暴いていく。
この設定がありがちながらも面白く、現実じゃあり得ないドタバタ劇なんだけど、それがぶっ飛んでて次々と展開していくので、退屈せず楽しめました。
これぞマクチャンドラマ!
大韓帝国皇帝 イ・ヒョク
国民から人気の高い大韓帝国の皇帝。だが実際は冷酷非道な人間。秘書のユラと密会時に事故を起こし、アリバイ作りの為にサニーを利用する。
この皇帝ヒョクのキャラが良かった!とにかく笑えます。
最初から後半まで、どこまでも最悪な発言&行動の連続で、完全に悪役か?と思えばそうでもなく、見ているうちにどこか嫌いになり切れない不思議な魅力の持ち主。
お馬鹿っぷりも徐々に発揮し、救いようのないダメ男ですが、このドラマで一番好きなキャラだったな~。
配信サイトではチェ・ジニョク×チャン・ナラの共演を強調していたりしますが、私はこのドラマはシン・ソンロクの存在が一番大きいように思います。
ちなみに本作を見る少し前に「パフューム」を見たのですが、そちらもなかなかストーリーは面白かったものの、シン・ソンロクがファッションデザイナーの役で、それがいまいち合っていない気がしました。
その後に本作を見たので、このコメディっぽさと振り切った演技に、「こっちのシン・ソンロクがいい!」と余計にハマったのかも。
突然皇后になった女優サニー
以前から皇帝ヒョクのファンだったミュージカル女優のサニー。ヒョクに利用されているとは知らず、希望に胸を膨らませながら皇后となるものの、ヒョクの本性を知る事に。
チャン・ナラssi、いつまでこんなに可愛いの⁉年齢を感じさせない美しさ。
どんな役でもコミカルで可愛くなるので、出演しているとそのドラマが見たくなる女優さんの一人です。
最初の天真爛漫で皇室に入るサニーも可愛くて良かったですが、その後にヒョクの本性を知り、どんどん強くなっていくサニーが見ていて頼もしかった!これでもかといういう程、次々と策略にハメられますが、それでも絶対に負けないのがスカッとします。
皇室ボディーガード チョン・ウビン
ヒョクが事故で殺してしまった女性の息子、ナ・ワンシク。事故を目撃した事で命を狙われるが、ワンシクは復讐の為に姿を変え、チョン・ウビンとして皇室のボディガードとなる。
メインキャストである事は間違いないのですが、何となく物足りなかったのが、チェ・ジニョク。
役柄が無口だったのもあると思うけど、チャン・ナラやシン・ソンロクに比べると印象が弱かったような…。
それに誰もが思う事ですが、ビフォーアフターの違いがあり過ぎて、同一人物って言うのに無理があり過ぎると思うのですが。
次々と展開する逆転劇
優美な世界だと思っていた王室がとんでもないところで。
王室にいる人誰もが冷酷で強欲の塊。
私欲の為に他人を陥れようとする人ばかりで、そんな中でサニーが次々と策略にはまってしまいます。
これがもう「あり得ないでしょ」ってぐらい陥れられるので、見ているこちらはハラハラしっ放し。
それでもあっと驚く逆転劇で復活し、でもまた陥れられ…というのが繰り返され、ストーリー的にはどんどん支離滅裂になっていくのですが、先が気になってつい見続けてしまう!まんまと制作者の意図にハマってしまいました(笑)
悪女っぷりが徹底している
あと、良かったのは悪役がはっきりしているところ。
最後の最後までフォローする余地なく、完璧な悪女っぷり。
王室の女性のほとんどが悪女なので、よりサニーの善良さが引き立ちます。
こういうドタバタ劇は深さを求めるのではなく、見ていて気持ちいいのが魅力だと思うので、悪女達にどう反撃していくのか?というのが楽しめました。
まさに半沢直樹の倍返しだ!の気持ちよさ。
▲こんな小さな悪女も!でも徐々に変化していく様子を演じるのがまた子役ながら上手い!
感想(ネタバレあり)
↓以下ネタバレあり
26話と長めですが、それを感じさせないぐらいドタバタ、ドロドロ、と復讐劇が繰り広げられるので後半までずっと飽きずに見続けました。
さらにヒョクが徐々に変化していく姿が魅力的で、ダメ男ながらも応援してしまう!
サニーはヒョクとワンシク、どちらを選ぶのか?という恋の行方も期待しつつ見ていたのですが…。
あれ?ワンシクどこ行った?
最終話でワンシクの消え方が不自然だったのが…残念。
これはそもそもこのドラマは48話だったのを人気があったので52話まで延長した為、チェ・ジニョクssiのスケジュールが合わず、強引な死なせ方になってしまったようですが。
それを知ると仕方ないとも思えるものの、見ている時には「なんだこのあっけない去り方は…」とがっかりしてしまいました。
ただ、その分ヒョクのラストは良かったですね。
あのまま助かってしまうより、スッキリする終わり方だったと思います。最後までヒョクが魅力的なドラマでした!
皇后の品格 OST
終わりではない/Gaho
↑この曲、いいところで流れるので見終わった後も残る~!
まとめ
正直なところ、中盤からどんどん支離滅裂になり、単なるドタバタ劇と言えばそれまでなのですが、「くだらないのに面白い」という言葉がピッタリでしょうか(笑)
現実離れしたストーリーと展開に、これぞ娯楽ドラマという感じで、気楽に楽しめるドラマだと思いますよ。
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(本記事内画像全て出典元:SBS)