韓国ドラマ「SKYキャッスル」を観ました。
反響が大きく高視聴率だったこのドラマ。
初回視聴率1.7%から最高23.8%まで上昇、百想芸術大賞TV部門で演出賞を含む4部門を獲得など、話題のドラマだった為ずっと気になっていました。
ようやく視聴完走したので感想を書いてみたいと思います。
Contents
SKYキャッスル 作品情報
製作:韓国(jtbc)
ジャンル:ミステリー、ヒューマン、コメディ
脚本:ユ・ヒョンミ
演出:チョ・ヒョンタク
話数:全20話
SKYキャッスル キャスト
- ハン・ソジン役(ヨム・ジョンア)
- カン・ジュンサン役(チョン・ジュノ)
- カン・イェソ役(キム・ヘユン)
- カン・イェビン役(イ・ジウォン)
- イ・スイム役(イ・テラン)
- ファン・チヨン役(チェ・ウォニョン)
- ファン・ウジュ役(カン・チャニ(SF9))
- ノ・スンヘ役(ユン・セア)
- チャ・ミニョク役(キム・ビョンチョル
- チャ・セリ役(パク・ユナ
- チャ・ソジュン役(キム・ドンヒ)
- チャ・ソギュン役( チョ・ビョンギュ
- チン・ジニ役(オ・ナラ)
- ウ・ヤンウ役(チョ・ジェユン)
- ウ・スハン役(イ・ユジン)
- イ・ミョンジュ役(キム・ジョンナン)
- パク・スチャン役(ユ・ソンジュ
- パク・ヨンジェ役( ソン・ゴニ)
- キム・ジュヨン役(キム・ソヒョン)
- キム・ヘナ役(キム・ボラ)
SKYキャッスル あらすじ
あらすじ
富・名誉・権力を手にする者だけが住んでいる高級住宅街“SKYキャッスル”。そこに整形外科医の夫と娘たちと暮らすソジンは、隣の邸宅に住むミョンジュの息子がソウル医大に合格したと聞き、入試関連の資料を手に入れるために手を尽くすが、ミョンジュから資料は公開しないと言われてしまう。しかし、幸いにもVVIPの顧客だけが招待される入試コーディネーターの説明会の招待状をミョンジュから受け取ったソジン。会場を訪れると、そこにはSKYキャッスルの住人スンヘの姿もあり…。ある日、クルーズ旅行を早めに切り上げ帰国したミョンジュが、夫スチャンの猟銃で謎の自殺を遂げる。SKYキャッスルの住人たちが騒然とする中、病院を辞めたスチャンも姿を消し、もぬけの殻となった邸宅には新しい住人がやってくるのであった…。(引用:BSフジ)
SKYキャッスル 感想(ネタバレなし)
いや~、1話からハマりました!
これは面白い!評価が高いのも納得です!
内容はほぼ知らずに観始めましたが、視聴前のイメージは「デスパレートな妻たち」の韓国版という感じかな?と想像していました。
高級住宅街に住む主婦同士のワチャワチャで、笑いありハラハラもあり、みたいな。
私はデスパ妻の大ファンなので、笑えるブラックコメディを想像しつつ軽く見始めたのですが…
結果、想像をはるかに上回り、デスパ妻よりももっと重く深く、じっくり見せるドラマでした。コメディ部分もバランスが良くて、SKYキャッスルという空間の人間模様から目が離せなくなるドラマです。
セレブ主婦達の受験戦争
このドラマの舞台は、「SKYキャッスル」
ジュナム大学病院関係者だけが住む事が出来る高級住宅街。
そこに住むそれぞれの家族の壮絶な受験を巡る競争と、その人々にまつわる人間模様が描かれたドラマです。
中心となる4家族が、互いに探りあい、時には掴み合いの喧嘩もしつつ、SKYキャッスルという一つの空間である事件に巻き込まれていく…
テンポが良くて1話があっという間!続きが気になって眠れません!
スンヘ役のユン・セアssi。「ただ愛する仲」でも出演されていました。
キャスト全員の演技が素晴らしい
このドラマ、主婦達が中心のドラマという事から、登場人物は全員中年、もしくは高校生の子供しか出てこない。いかにも韓流スターでキラキラした人は誰もいない…。
って事で、最初はテンション低めで観始めました(^^;)
だけどみんな演技が上手すぎる!!面白い!
一人の主役が目立つのではなく、全員で作り上げたドラマという印象。
子役ではソジンの娘、イェソ役のキム・ヘユンちゃんが本当に上手くて、後半までずっと嫌な子にしか見えませんでした(^^;)
あとキム・ヘナを演じたキム・ボラちゃんも、目力が凄かった!印象の強さは最強でした。
ストーリーが進むほど面白い
最初は韓国の学歴主義、格差社会があまりにも凄すぎて、見ているこちらが疲れてくるような母親達の高慢さに共感出来ずにいたのですが、ストーリーが進むにつれて、引くに引けない母親の気持ちにいつの間にか共感していました。
20話もある本作ですが、最初から後半までその緊迫感や「どうなるの!?」というドキドキ感を失わず、むしろストーリーが進むにつれてどんどん面白くなってきました。
主婦だけではない面白さ
デスパ妻や、他の主婦ドラマの多くは主婦ばかりがメインで、夫はその脇役でしかないのですが、このドラマはどちらかというと家族全体が主役。
夫達の医師としての立ち位置や派閥など、まるで白い巨塔状態。
そして子供達にも子供としての立場や言えない気持ちがあり、妻、夫、子供というそれぞれの立場から見る家族というのが、このドラマの重みを増している気がします。
愛おしいキャラ
私がこのドラマで一番好きだったのがこの方。
もぉ~!可愛くて!(笑)
このドラマの中で一番癖のある人物といってもいいチャ教授。
最初は救いようのない強烈キャラで、こんなエゴイストな父親最悪!という印象しかないのですが、見ているうちにまさかのお笑い担当⁉
チャ教授を演じるキム・ビョンチョル
本作で助演賞(百想芸術大賞)を受賞されていますが、納得の演技です。
主婦キャラの中でも、私はスンヘが一番好きでしたし、子供達との関係性も、この家族が一番好きだったなぁ。
双子の息子の一人、ソジュン役のドンヒくん。
梨泰院クラスも、特に人間レッスンとか良かったですし、どこにでもいそうな雰囲気なのが逆に魅力的です。
本作でも大人しく優しいキャラなのに、やっぱり存在感がありました。
ちなみにお気に入り家族で言えば、この家族も。
こちらもお笑い担当ですかね(笑)
4家族のうち、ストーリー的にはソジンとスイムの方がメインだと思いますが、私はどちらかと言うとサブ的なスンヘ&ジニの家族が良かったです。
SKYキャッスル 感想(ネタバレあり)
ラスト感想
1話から中だるみもなく、ずっとハマって観続けましたし、トータルでは本当に面白く、演技も脚本も素晴らしかったです。
ただ少しだけ欲を言えば、ラストがあっけなかった気がします。
どうせならもっと、20話のギリギリまでハラハラさせて欲しかった。そしてキム・ジュヨンとのバトルももっと派手に決着をつけて欲しかったのですが、警察に届け出て終わり?あ…そんなあっけないの?という印象でした。
なので19話~20話あたりが、勿体ない気がしました。特に20話はまるで別のドラマのような雰囲気になってしまい、綺麗にまとまり過ぎて。
少し遡ると、カン・ジュンサンがヘナが自分の娘だと聞かされるシーンでがっかりしたんですよね…。
私はもしかして、カン・ジュンサンはそれ以前からヘナが自分の娘だと気付いていると思っていました。それでも気付かないフリをしていると。
その方がさらに人間の隠れた部分が深堀されて面白くないですか?
……と、考える私は腹黒いのか?と思わなくもないですが(笑)
そういう意味で、やや後半に向けて綺麗過ぎたなぁという気もしました。
ただやっぱり全体としては本当に面白く、やっぱり韓国ドラマは凄い!と唸ったドラマです。
SKYキャッスル 感想|まとめ
ラブ要素は全く無いドラマですが、内容が濃くて退屈する暇がありません。
学歴主義・格差社会を通して、どこか他人事ではなく感じるものがあり、親と子の在り方をじっくり見せてくれるドラマ。サスペンス要素とクスッと笑える軽さもありオススメです。(本記事内の画像引用元全て:jtbc)