韓国ドラマ「梨泰院クラス」を観ました。
パク・ソジュン主演で韓国のデジタル漫画のドラマ化。
人生ドン底まで落ちた男が仲間達と作り上げるサクセスストーリーです。
Contents
梨泰院クラス 作品情報
製作国:韓国
ジャンル:ヒューマン、ラブロマンス
脚本:チョ・ガンジン
演出:キム・ソンユン
話数:全16話
このドラマは漫画の原作者がそのまま脚本を書いているので、原作の雰囲気や伝えたいメッセージなどが壊される事なく、原作ファンでも期待が持てます!
梨泰院クラス キャスト
- パク・セロイ役(パク・ソジュン)
- チョ・イソ役(キム・ダミ)
- オ・スア役(クォン・ナラ)
- チャン・グンス役(キム・ドンヒ)
- チェ・スングォン役(リュ・ギョンス)
- マ・ヒョニ役(イ・ジュヨン)
- チャン・デヒ役(ユ・ジェミョン)
- チャン・グニョン役(アン・ボヒョン)
梨泰院クラス あらすじ・みどころ・予告
あらすじ
大都市ソウルの中でもひと際ホットな街で、小さな飲み屋を開店させた前科者の青年とその仲間たち。成功をつかむため、大物相手に無謀ともいえる戦いを仕掛ける。(引用:netflix)
みどころ
- 人生どん底からの下克上物語
- 硬派で男気のあるセロイ役のパク・ソジュン
- ドラマ初主演のキム・ダミの存在感
- それぞれ問題を抱えた仲間達との絆
梨泰院クラス ネタバレなし感想
このドラマはデジタル漫画が原作ですが、そのシンクロ率が凄い。
かなりソックリですよね。さらにこんなイガクリ頭にしてもカッコいいパク・ソジュンも凄いです(^^;)
信念を持って生きる男、パク・セロイ
中卒、前科者、全てを失っても挫けない精神を持つパク・セロイ。
間違った事が許せず、自分の信念を持って生きる。
1話からセロイは同級生の虐めを黙認する事が出来ず、その結果退学まで追い込まれてしまいます。
だけど「こんな精神力が強い高校生いる⁉」ってぐらい、父親以上の信念の持ち主。
その後も次々と信じられない不幸が彼を襲いますが、どんな境遇にあっても諦めず目標につき進み、常に正論を言うセロイが観ていて気持ちいい!視聴者は応援せずにはいられません。
そんなセロイを信頼した仲間達が集まり、小さな居酒屋ダンバムを開き、復讐の一歩を踏み出します。
IQ162のソシオパス、チョ・イソ
IQ162で勉強も運動も出来る天才、チョ・イソ。
母親の期待通り財閥の息子と結婚しエリート生活を送る事に不満があり、そんな時にセロイと出会い、バンナムのマネジャーとして働く事になる。
私は今回このドラマで、最も印象的だったのはこのチョ・イソ役のキム・ダミ。
好き嫌いは別として、その存在感と演技力が凄いです。
そもそもこのチョ・イソが癖のある役で。
やや…いやかなり?ワガママで自己中心的で身勝手な女子なんですよね(^^;)
なので普通はかなり嫌われてしまう役かも…と思うのですが、不思議とこのキム・ダミが演じると、憎み切れないというか。つい許してしまうような魅力を持っています。
自尊心が強く他人に甘える事が出来ない、オ・スア
母親に捨てられ幼少期を孤児院で過ごしたオ・スア。
セロイとは高校の時に知り合い、その後も一定の距離を保ちながらセロイと友人関係を続けている。
チョ・イソも癖がある役ですが、こちらも負けずなかなか素直でない役です。
最初は正義感溢れる真っすぐな少女なのかな?ぐらいに思っていたのですが、実はそれだけでもなく…。私はあまり感情移入出来なかったです。お顔はすっごく好みなのですが(笑)
セロイを支える仲間達
それぞれ問題のある仲間達が集まり、時にはぶつかり合いながらも信頼関係を築いていく姿は本当に観ていてワクワクするし、心が温まります。
悪役の徹した安定の演技
このドラマの悪役は単なる敵というだけでなく、敵側の心理やストーリーもしっかりしているので、敵の企業(長家)のシーンを観ていても感情を動かされるものがあります。
そしてその徹底した悪役っぷりは気持ちいい程。
特にチャン会長を演じたユ・ジェミョンさんの演技は本当に素晴らしかった!
前半ののし上がる過程が面白い
パク・ソジュン主演のドラマという事で楽しみに観始めたこのドラマ。
1話からぶっ飛ばしで面白いです!
最初は高校生時代からスタートしますが、ただの若かりし頃の思い出~的な緩いお話ではなく、1話の高校生の時のストーリーから衝撃的でかなりハード。
主役のセロイの人生がどん底に落ち、なぜ前科者になったのか、なぜ大物を相手に戦いを挑む事になっていくのか、それが何となく見えてきて、このセロイが今後どんな風にのし上がっていくのか先が気になります!
テンポも良く、次々と出来事が展開していくので、目が離せず私は10話ぐらいまではのめり込むようにして観ました。
▲セロイを取り合う女性二人のバトルも見どころ
ただ前半が良過ぎた為か、後半は失速…迷走?とも思えるシーンが続き、ややテンションダウン。これが少し残念!
梨泰院クラス ネタバレあり感想
↓以下ネタバレあり↓
愛すべきキャラ、ヒョニ
このドラマの中で一番好きなキャラがヒョニでした。
何気なく気遣いの出来る、「素敵な女性」なんですよね~。
そして私が思わず涙したシーンがこちら。
ヒョニがトランスジェンダーだという事が周囲に公表されてしまい、それでもそれを乗り越えて料理対決で優勝するシーンです。
この直前にセロイがヒョニにかける言葉。
「お前はお前だから、他人を納得させなくていい」
凄---っく、良い言葉だと思いませんか?このドラマで一番心に残ったセリフです。
この辺りから、ヒョニが優勝した後、仲間の元に走って行き抱きつくところまで、涙・涙・涙…こういう仲間モノのストーリーに弱いです。
女性二人に感情移入出来ず
前半は本当に面白くて、登場人物もみんな個性的で良くて…
という感じだったのですが、後半まで気持ちが入り込めなかった理由の一つは、女性二人に感情移入が出来なかった事です。
だってイソがあまりにも自己中過ぎて。
セロイ以外の人は基本的に目に入っていません(^^;)
先に書いたように、イソ(キム・ダミ)の演技や存在感は抜群だったと思うのですが、とはいえイソという役に共感しきれなかった。グンスが可哀想で…。
一方、スアの方も、長家に入社した時点で、「何でー⁉」と思ってしまい共感出来ず。その後も長家の社員でありながら平気な顔して(内心はどうであれ)セロイに会いに来る事に違和感があり過ぎて…。
スアはセロイに対し、「~して欲しい」と思うタイプ。
イソはセロイに対し、「~してあげる」と思うタイプ。
この対比は良かったんですけどね~。
商売バトルだけにして欲しかった
そして何より残念だったのは、後半になりイソが誘拐されたり、血みどろの殴り合いという方向に話がいってしまった事。このシーンいらない~。
前半はとにかく商売にかける情熱と必死さが面白かったので、そのまま後半も企業買収や店の経営面での争いを続け、商売バトルだけで突き進んで欲しかったです。
ラストの締め方は完璧
と、言いたい放題ですが、ラストのこの復讐劇の終わり方は完璧でした。
1話で「土下座をしろ」と言っていたチャン会長がラストで土下座をする。そしてそれを喜ばないセロイ。これ以上のラストはないように思います。
最後にこの方も登場。
カメオ出演、パク・ボゴム。
一瞬にして違うドラマが始まったかのような爽やかさでした(笑)存在感あり過ぎる~!
梨泰院クラス OST
このドラマの中で最も印象的だったのはやっぱりコレ。
ここぞという盛り上がるシーンで流れていたので、テンションが上がります♪
梨泰院クラス 感想|まとめ
前半に比べて後半に勢いが無くなってしまったのが残念ではありますが、それでも十分面白いドラマでした。先の展開が気になり飽きないストーリーになっているので、下克上ドラマが観たい方は是非!
※本ページの配信情報は変更される可能性があります