海外ドラマ「ノット・オッケー」を観ました。
Netflixで人気の「このサイテーな世界の終わり」の監督と「ストレンジャー・シングス」の製作陣が組んだドラマという事でこれは面白くない訳がない!と、期待いっぱいで視聴しました。
Contents
ノット・オッケー 作品情報
製作国:アメリカ
ジャンル:ヒューマン、ファンタジー、コメディ
チャールズ・フォースマン
原作:ジョナサン・エントウィッスル(このサイテーな世界の終わり)
監督:ショーン・レヴィ(ストレンジャー・シングス)
製作総指揮:話数:全7話
全7話とはいえ、1話が20~25分程度でとても短いので、サクッと気楽に全話観れてしまいます。
ノット・オッケー キャスト
- シドニー役(ソフィア・リリス)
- スタン役(ワイアット・オレフ)
- ディナ役(ソフィア・ブライアント)
- マギー役(キャスリーン・ローズ・パーキンス)
- リッキー役(ザカリー・S・ウイリアムズ)
ノット・オッケー あらすじ
あらすじ
居心地悪い高校生活、家庭の事情、親友への報われない片思い。落ち込んでばかりのシドニーは突然謎の超能力に目覚め、思春期の悩みはますます複雑になるばかり。(引用:netflix)
みどころ
- 「このサイテーな世界の終わり」と「ストレンジャー・シングス」を感じさせる面白さ
- 「IT/イット”それ”が見えたら、終わり」のベバリーとスタンリーが再共演
- ノスタルジック&オマージュが楽しめる
ノット・オッケー ネタバレなし感想
悩める女子高生 シドニー
父親を自殺で亡くし、母親との関係も上手くいかず、学校でも居心地が悪い。さらに親友のディナには密かな想いも抱え、一人思い悩む女子高生のシドニー。だけどそれ以上の問題は、実はシドニーには超能力があるという事。
こんな複雑な女子高生役を演じるのが、ソフィア・リリス。
「IT/イット”それ”が見えたら、終わり」でボーイッシュなベバリー役を演じていましたが、今回もその雰囲気そのままで、小柄でキュートな女子高生を演じています。
悩める思春期の雰囲気がよく出ていて、この役に合っていますね。
イケてない隣人 スタン
シドニーの隣人、ダサくてイケてない男子高校生スタンを演じるのが、ワイアット・オレフ。
ソフィア・リリスと同じく「IT/イット”それ”が見えたら、終わり」に出演していた、あのスタンリーです!
この二人の再共演は嬉しいですし、ワイアット・オレフ君もいい味出してる。だけどどうしても「このサイテーな世界の終わり」のジェームスと比較してしまうんです(汗)
ジェームスの独特の雰囲気とルックスが良過ぎたからなぁ…
▲ジェームス(このサイテーな世界の終わりより)
この先のストーリー上でもこのスタンがシドニーの相手役となっていくのならちょっと物足りないかな…(ゴメン)
まさに2作品のミックス
そしてストーリーの方ですが、1話を観始めた時は「このサイテーな世界の終わり」とソックリ!と思いワクワクしました。
主人公のシドニーの淡々とした語りが入るところや、シュールでシリアスなシーンでもどこかジョークを感じるその雰囲気がまさにソックリそのまま!テンポのズレた間の取り方や効果音まで同じです。
ですが観続けていくうちに、70年代を感じさせるノスタルジックさ、オマージュ、超能力を使ったぶっ飛ばしシーンなどを見ていると、これは「ストレンジャー・シングス」かなと。
このドラマはまさに2作品がミックスされたようなドラマです。
どっちつかずな印象
2作品の要素は感じつつも、正直なところどっちつかずだな…とも思いました。
「このサイテー…」と同じく、多感で悩みを抱えた高校生のお話。
という所は同じなのですが、そういう意味ではシドニーが可愛くて良い子過ぎるので「このサイテー…」のアリッサ程のパンチは無いです。
見ていて可哀想になるというか。
キャラで見ると、性格も超能力があるところも「ストレンジャー…」のイレブンと似ています。
かと言って、「ストレンジャー…」ほどのSF世界の壮大さも無く、まだまだ小さな町で自分の超能力を持て余して困っている女の子というお話。
「このサイテー…」の最大の良さは、胸にグッとくるような切なく甘い感情が伝わってきたところ。そして「ストレンジャー…」ではドキドキハラハラの緊張感がありました。
ですがこのドラマではそのどちらでも無い。
と、思っていたら7話でようやくスタートラインに立った!というシーンがきたので、今後面白く展開していく気配がプンプンしています。まだまだこれからという印象。これでS2が無ければガッカリです。絶対続きが観たい!
ノット・オッケー ネタバレあり感想
↓以下ネタバレあります↓
7話ラストから始まる
いつ面白くなるんだろう…
1話からずっと待って待って、観続けました。
ドラマの雰囲気は1話からそれなりに面白いのですが、だってあの「このサイテーな世界の終わり」と「ストレンジャー・シングス」のタッグですよ?こんなものじゃないはず。
と期待を持ち続けてようやく7話ラスト、
キターッ!!
▲怒りのあまりリッキーの頭を吹っ飛ばし血を被るシドニー
これ、完全に映画「キャリー」ですよね(^^;)
このシーンが唐突過ぎて、思わず身を乗り出しました。
いよいよ始まった!そんな感じです。
この先シドニーはどうなるのでしょう?
もう高校には戻れないですよね。みんなの前で頭をぶっ飛ばしてしまったんだから。
ラストで不気味な男の影が寄って「怖がるのは彼らの方だ。さぁ始めよう」と言います。
何を始めるの⁉メッチャ気になる!!
あの男の影は父親で、もしかして生きていた?と一瞬思いましたが、シドニーの「誰なの?」という言葉からも父親ではなさそう。
超能力を持つ理由を知る人物だろうから、何やらこの先もっと話が膨らんでいきそうな予感。
やっぱりこのドラマ、「ストレンジャー・シングス」寄りじゃないかしらね?
ノット・オッケー 原作本
原作は「このサイテーな世界の終わり」と同じチャールズ・フォースマンのコミック。絵からもそのシュールさが伝わってきます。
ノット・オッケー 感想|まとめ
正直なところ物足りなくはありましたが、それはまだまだ序盤だからです。個人的には7話を1話にしてくれても良かった(^^;)
この先シドニーの超能力はどうなっていくのか?父親の死の真相は?スタンやディナとの関係はどう変わっていく?
S2は絶対欲しいドラマです。ただ思春期の俳優達は見た目が激変しちゃうので、出来るだけ早く撮影を望む!