韓国ドラマ「KILL IT-キルイット-」を見ました。
過去の記憶を無くした殺し屋の男と、孤児院育ちの女性刑事の切ない物語。
見るからに重く暗そうな作品だったので、手が出せずに何か月も寝かしていたのですが(^^;)
いざ見始めると12話なので何とか完走する事が出来ました。
Contents
キルイット 作品情報
製作:韓国(OCN)
ジャンル:サスペンス、ミステリー、ヒューマン
脚本:ソン・ヒョンス、チェ・ミョンジン
演出:ナム・ソンウ「100日の郎君様」
話数:全12話
キルイット キャスト
- キム・スヒョン役(チャン・ギヨン)
- ト・ヒョンジン役(ナナ)
- カン・スルギ役(ノ・ジョンウィ)
- フィリップ役(イ・ジェウォン)
- ト・ジェファン役(チョン・ヘギュン)
キルイット あらすじ・予告
あらすじ
幼い頃の記憶を失い、殺し屋の訓練を受け育てられたスヒョン。標的を追って韓国に戻るが、マフィアに養父を殺されてしまう。それから2年後。ある連続殺人事件の黒幕を追っていた女刑事・ヒョンジンは、殺し屋としての正体を隠した獣医・スヒョンに出会う。(引用:U-NEXT)
感想(ネタバレなし)
雰囲気が苦手な気がして、途中リタイア覚悟で見始めたのですが、最後まで見る事が出来ました。
もっと殺伐としたシーンばかりを想像していたのですが、意外とドラマ全体の雰囲気が静かで淡々とストーリーが進んでいきます。
そして殺し屋のスヒョンが、表向きは獣医として動物病院を経営しているのも、個人的にはこのドラマの穏やかな場所として良かった気がします。
殺し屋 キム・スヒョン
幼い頃の記憶が無く、殺し屋として育てられた。獣医として正体を隠しながら暮らしているが、自分の過去を知る為に殺人の依頼を受ける。
チャン・ギヨン、こういう役がハマりますよね。
不幸な役がハマるってどうなの?と思いますけど(^^;)
でも「検索ワードを入力してください」にハマれず途中リタイアしてしまった私としては、やっぱりチャンギヨンssiは本作のような影のある無表情な役が好きだな~と思います。
でも今回はあまりにも感情表現が無さ過ぎて、さすがに物足りなかった…。
孤児院育ちの女刑事 ト・ヒョンジン
孤児院で育った後、裕福な家庭の養子になった。現在は刑事となり、スヒョンの住むビルに引っ越してくる。
ヒョンジンを演じるのがナナ。とにかく綺麗!
私は終始、綺麗だわ~、可愛いわ~と思いながら見ていました。
チャンギヨンと並ぶとビジュアルが最高で、ストーリーよりもその美しさに見惚れました。
スヒョンに負けずこちらも物静かで感情を抑えた役だったので、男勝りな女刑事!というよりは女性らしさがあり、私はとても好きでした。
スヒョンの友人
メイン二人が感情を抑えるタイプだったので、なかなか画面上では感情面が盛り上がらないのですが、彼らがいてくれたおかげで、時にはほっこりする場面もあり、重いドラマが見やすくなったように思います。
ドラマ総評
キャストのおかげで雰囲気は嫌いではないものの、ストーリーが物足りない。
最初から絶対に幸せになれないでしょ!というオーラが全開で、ネタバレという程のオチもなく、最初からラストが読めてしまうようなお話です。
12話でもまだ長過ぎる程で、この内容なら2時間の映画の方が良かった気がします。
それでも、スヒョンの正体を徐々に気付きながらも、口には出さず目で語るヒョンジンが切なかったり、殺し屋と刑事として二人が対面してしまうシーンではハラハラしたり…というような惹きつけられる場面もありました。
それもやっぱり主演二人の美しさのおかげかも?
感想(ネタバレあり)
↓以下ネタバレあり
ネタバレという程でもないですが、以下一番感じた事。
わたしを離さないで
閉鎖的な施設、番号で呼ばれている子供達、消えた子供達…
最初にこの設定を見て、真っ先に思い浮かんだのが映画化・ドラマ化もされたカズオ・イシグロの「わたしを離さないで」
後半には臓器提供の為に生まれた子供という事も明らかになり、まさにこれは「わたしを離さないで」でしょ~!と思わずにはいられない。
となるとどうしても比較してしまいます。
「わたしを離さないで」があれ程感情に訴えかけ、繊細な心理描写に優れた作品(原作・映画共に)なので、本作が浅く見えてしまいました。
どうせなら「わたしを離さないで」の完全な韓国リメイク版が見てみたくなりました。
キルイット OST
まとめ
全体的に物足りなさはあるものの、主演二人の美しさや、静かでどこか優しさもある雰囲気は良かったように思います。ストーリーを追うというより、空気感を味わうドラマ。12話と短めなので軽く見てみるにはいいかも。
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(本記事内画像全て出典元:OCN)