韓国ドラマ「恋するアプリ Love Alarm」（原題:좋아하면_울리는）を観ました。
人気ウェブ漫画原作のファンタジーラブロマンス。
シーズン1の時から気になりつつも何となくスルーしてしまい、シーズン2が配信されたのでこれを機にシーズン1、2をいっき見しました。
Contents
恋するアプリ 作品情報
放送日：シーズン1（2019年8月22日～）シーズン2（2021年3月12日～）
製作国：韓国（tvN）
ジャンル：ラブロマンス、ファンタジー
原作：チョン・ゲヨン
脚本：イ・アヨン、ソ・ボラ
演出：
シーズン1（イ・ナジョン）「サム・マイウェイ」「オー・マイ・ビーナス」
シーズン2（キム・ジヌ）「グッド・ドクター」「推理の女王」「SUITS」
話数：シーズン1（8話）シーズン2（6話）
恋するアプリ キャスト
- ジョジョ役（キム・ソヒョン）
- ソノ役（ソン・ガン）
- ヘヨン役（チョン・ガラム）
- クルミ役（コ・ミンシ）
- ユクチョ役（キム・シウン）
恋するアプリ あらすじ・予告
自分に思いを寄せている人が半径10m以内に近づいたらアラームが鳴るアプリが開発されて、若い世代を始め、世の中の恋愛事情が大きく変化した。
女子高生のジョジョ（キム・ソヒョン）には表面上付き合っている彼氏がいるが、ラブアラームを起動すれば彼のアラームが鳴らない事に気付いていた為、彼氏と会わないように避けていた。
そんな時、有名モデルのソノ（ソン・ガン）が転校してくる。ソノは瞬く間に学校の人気者になり、ソノのラブアラームは常に鳴りっ放しになる程周囲の女子は夢中になった。
一方、ソノの幼馴染であり兄弟同然に育ったヘヨン（チョン・ガラム）は、同じバイト先で働くジョジョを密かに想い続けている。それに気付いたソノもジョジョの事が気になり始め…。
シーズン1予告
シーズン2予告
感想（ネタバレなし）
シーズン1の時から、何となくティーンドラマっぽさが強過ぎるかな～と思いそのまま見ずにいたのですが、シーズン2まで出来て話数も少ないし、お試しに…という気持ちでようやく見てみました。
結果、う～ん…私はハマれなかったなぁ。
設定はすっごく好きなんですよ。
SF大好きでAIとか登場するだけでウキウキするので、こういうアプリを使うという設定も入口としてはかなり面白く入り込めました。
なのですが…何でだろう、汗。
面白くない事もなく、退屈な場面もなく、どうなるんだろう？と思い楽しく見れるんだけど、一言で言うとやっぱり、「若い子なら面白いかもなぁ」って感じ。
自分の心がオバサンでときめきを失っているのかもしれません、笑。
辛い過去の記憶を持つ ジョジョ
両親を亡くし、叔母の家に居候しながら親の借金の為にバイトをかけもちしている。
ジョジョを演じたキム・ソヒョン。
本当に可愛いですよね。個人的に好みのお顔です。でもどっちかと言うと時代劇の時の方が品が感じられて好きかも。
このドラマではさすが年齢的にも学生の役が全く違和感なく、ソン・ガン君ともまさにお似合いなので、前半はこの二人のビジュアル目当てで見ていたような気も。
ただジョジョの役がちょっと優柔不断というか、周囲を振り回している気がして見れば見る程共感出来ず…。
ソノの幼馴染 ヘヨン
母親がソノの家でハウスキーパーをしている為、ソノとは幼馴染として育った。バイト先が同じジョジョに想いを寄せている。
ヘヨンを演じるのがチョン・ガラム。
申し訳ないけど、最初は全く興味が持てず、私の中では完全脇役だったヘヨン。
これが！見ているうちに私の心はどんどんヘヨンに傾き、途中から完全にヘヨン推しです！
チョンガラムくんの切なく一途な演技も凄く良くて、このドラマでは他の主演二人より一番良かったような気がします。
有名モデル ソノ
政治家の父と元女優の母で、自身もモデルという華やかで裕福に育つものの、愛情に飢えていた。唯一の親友がヘヨンだが、そのヘヨンの片想いの相手を好きになってしまう。
ソノを演じるのがソン・ガン。
最初は何よりソン・ガンくん目当てで見てました、笑。
完全に目の保養。カッコいい～。
カッコいいからそれだけで満足とも言えるけど、正直ドラマとして見ると、私はSweetHomeの時のガンくんの方が良かったです。自分でも意外ですが。
SweetHomeの時は役として見れたけど、このドラマではルックスだけ…みたいな印象があって…（ちょっと辛口？）
その他のキャラ
あと、意外にも見ているうちに好きになってくるのが、このクルミ。
クルミ役のコ・ミンシ。
SweetHomeにも出演されていたけど、やっぱり彼女の雰囲気好きだわ～。悪女役に振り切った演技も良いし、小悪魔的でどこか憎めず可愛らしさがあるのもいい。主演で純愛ロマンスとか見てみたいです。
あと、人気モデルのユクチョ。
ユクチョ役はキム・シウン。
最初登場した時には全然好きになれなかったけど、見ているうちにこのユクチョの切なさが可哀想で…。
感想（ネタバレあり）
↓以下ネタバレあり
設定はすごく面白いと思うんです。
盾で気持ちを隠せるとか、今度は槍を使って気持ちを伝えるとか…うん、よく出来ている。
だけど若いのにまるでメロドラマのようにジメジメしているのが残念でした（主にジョジョ）
盾を使ってまでソノと別れた気持ちがいまいち共感出来ない。
過去の辛い記憶が邪魔をしたとしても、理由としてはイマイチ弱い。
で、ソノの事はそこまで避けるのに、最初は好きでも無かったヘヨンにあっさり乗り換えて…という流れが、う～ん、ちょっと昼メロっぽくない？
後半までジョジョの気持ちが「それでどっちが好きなの？」と分からない感じなので、そこにモヤモヤしてしまいました。そこがドラマの狙いというか面白さなんでしょうけど。
でも結果的にヘヨンを選んでくれたのは大・大・大満足でした。
前半ではどう見てもソノと結ばれると思っていたので。韓ドラらしかぬ初恋とか無視しちゃって今の相手を見てくれて良かったです。
ただ視聴者をもっと共感させてくれ、ジョジョの感情面を分かりやすくしてくれれば、このドラマがもっと面白く感じたような気がします。
あと、ドックやブライアンの説明がサラッと流されていて、もっと深く練って欲しかったな～と勿体ない気も。
そもそもこんなアラーム、実際あったら絶対困る！
高校生の頃には「こんなアラームあったら楽しそう」と素直に思えるかもしれないけど、いい大人になった今では、「こんなのあったら怖くて外に出られない」と思ってしまう。
そういう部分もドラマの中で描かれていて、ラブアラームが鳴らずに自殺者が出るとか、アプリに人生を振り回される様子もあり、このアプリは本当に必要なのか？と思わせてくれる部分は凄く良かったです。
なので、ヘヨンが全くジョジョの気持ちが分からないにも関わらず、ひたすら真っすぐ温かくジョジョを想い続けるのがこのドラマでは際立って美しく見えました。
シーズン1の6話でヘヨンがジョジョの為に席をとったりコーヒーを買ってあげたりしてアプローチをし、
「以前は誰でもこうしてた。そして優しくされた相手は好かれてるのかなと悩んだ」
というセリフがこのドラマで一番印象的で、言いたかった事が集約しているな～と感じました。
恋するアプリ OST
※映像には内容が含まれています
Blooming Story／Tearliner(feat. チョ・ヘジン)
Falling Again／Klang
まとめ
あまりハマれなったと言いつつ、それなりに全話退屈する事なく楽しめましたし、シーズン1、2通しても話数が少ないので、軽く見るのに丁度良いです。想像通りティーン向けっぽさはあるものの、何よりアプリで相手の気持ちが分かるという発想が面白いので、新しさを感じつつ見る事が出来ました。キャストのビジュアルが良いのもポイント高いかも。
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