韓国ドラマ「空から降る一億の星」を観ました。
木村拓哉×深津絵里×明石家さんま主演で、2002年放送されていた日本ドラマのリメイクです。
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空から降る一億の星 作品情報
製作:韓国(TvN)
ジャンル:ラブロマンス、サスペンス
脚本:ソン・ヘジン
演出:ユ・ジェウォン「ナイショの恋していいですか!?」「ああ、私の幽霊さま」
話数:全16話
日本ドラマの原作は北川悦吏子。
空から降る一億の星 キャスト
- キム・ムヨン役(ソ・イングク)
- ユ・ジンガン役(チョン・ソミン)
- ユ・ジングク役(パク・ソンウン)
- イム・ユリ役(コ・ミンシ)
- ヤン・ギョンモ役(ユ・ジェミョン)
空から降る一億の星 あらすじ
あらすじ
広告デザイナーのユ・ジンガン(チョン・ソミン)は幼い頃に両親を失い、20歳年の離れた兄ユ・ジングク(パク・ソンウン)と2人で暮らしている。ある日、親友ペク・スンア(ソ・ウンス)の陶芸展に招待されたジンガンは、パーティーのスタッフとしてやってきたビール会社の従業員キム・ムヨン(ソ・イングク)と出会い、彼の失礼な発言に憤慨。兄のジングクもまた陶芸展に向かう途中でムヨンとすれ違い、彼の眼差しになぜか胸騒ぎを覚えるのだった。一方、スンアは恋人である財閥御曹司チャン・ウサン(ト・サンウ)が有名教授の陶芸品を彼女の作品として展示したばかりか、作品解説のトークショーまで準備していることを知ってウサンを責める。2人の会話を耳にしたムヨンは偶然を装って作品を壊し、スンアが嫌がっていたトークショーを阻止。スンアはたちまちムヨンに夢中になり、彼と付き合い始める。しかしムヨンが別の女性と映画館にいる姿を目撃したジンガンは、スンアへの気持ちが本気だとは思えず、ムヨンに会うたびにケンカ腰になってしまう。そんな中、女子大生殺人事件を捜査していたジングクは、数々の手がかりからムヨンが事件に関与していると直感するが・・・。(引用:公式サイト)
空から降る一億の星 感想(ネタバレなし)
このドラマ、評判も良く「感動した!」という声も多く聞き、前からずっと早く観たいと思っていました。
なので今回、私の期待値はかなり上がった状態で観始めたのです。録画もして、永久保存版~?なんて浮かれていたのですが…。
結果、私はずっと冷めた目でこのドラマを観てしまいました…(好きな方ごめんなさいっ)
あー、本当にハマれなかった、期待値が大きかっただけに残念です。
ちなみに、日本版の「空から降る一億の星」は観ていたし、良いドラマだった記憶はあるのですが、本作を見る前にはストーリー内容を完全に忘れている状態でした。
ハマった女は絶対に抜け出せない、ムヨン
「ムヨンにハマった女は絶対に抜け出せない」と言われるほどの魅力を持つ、キム・ムヨン。人懐っこく近付いてきたり、急に冷たく突き放したり。決して本当の心を誰にも見せないムヨン。幼い頃の記憶を失い施設で育てられ、体にはやけどの痕がある。
ムヨンを演じるのがソ・イングク。
私がハマれなかった理由の一つが、このムヨンに感情移入出来なかった事です。(あぁ~イングクペンさん、怒らないで~)
このミステリアスな雰囲気と、少年のような表情が女性の心を捉えて離さない!ってウンウン分かります~、確かにソイングクはこのムヨン役がピッタリでした。
ムヨンを見ていると、「ただ愛する仲」のガンドゥと重なりました。
強がり尖っていても、本当は繊細で暗い過去を抱えているところとか。
でもガンドゥには完全にハマった私でしたが、このムヨンは終始ミステリアスな雰囲気が強過ぎて(ある意味カッコ良過ぎて)、もう少し情けなさを出してくれた方が感情移入出来たかもなぁ…という感じです。
ただソイングクの演技は本当に素晴らしかったです。
両親を失い兄に育てられた、ジンガン
幼い頃に両親を亡くし、腕に大きな火傷痕があるジンガン。ジンガンは兄に育てられ明るくしっかりした女性。ムヨンと出会い最初はその強引な態度にぶつかり合っていたものの、いつしか彼に心惹かれていく。
この役、日本版では深津絵里ですが、個人的に私は深津絵里さんの大ファンなんです。
深津絵里とチョンソミンってどこか印象が似ていませんか?
顔ではなく、持っている雰囲気とか演技とか。
チョンソミンは「この恋は初めてだから」はおっとりタイプの女性を演じていましたが、本作ではしっかりしたサバサバと明るいジンガンを演じています。
安定の可愛さと演技力で、この重いドラマを切ない純愛ラブストーリーに感じさせてくれました。
どこか古さを感じつつ
古さと言うより懐かしさと言った方がいいかな?(^^;)
日本版のリメイクだと思って観るからか、又は元となる原作が2002年の作品だからか、終始「古いドラマのように感じるなぁ」と思いつつ観ました。
正直、日本版を正確に覚えていないので、どこからどこまでが同じで違うのか分からないのですが、殺人、事故、やけど、ミステリアスな気になる男…等々のストーリーがありきたりに感じてしまい…10話ぐらいまで淡々と観続けました。
▲こういう表情に女子が持って行かれるのは納得!
ただ、11~12話ぐらいから徐々にスピード感が出始め、物語の核心に迫ってきたのでこの辺りでやっと面白くなってきました!
韓ドラでは後半失速パターンが多いと感じる私ですが、このドラマに関しては後半に向けてどんどん良くなってきたと思います。
ですが、私は見ている途中で日本版のネタバレを思い出してしまいまして(^^;)
でも韓国版ではどうなるのだろう?という興味もあり、逆に思い出してからの方が先が気になり入り込めました。
もともと原作も良く出来た作品ですし、本作もキャストや演技は完璧でした。
ただどうしてもメロドラマ要素を感じてしまったので、もう少し思い切って原作とは違う現在版を作って欲しかったかな…と思います。
空から降る一億の星(ネタバレあり)
↓以下ネタバレあり
私、見ている途中で日本版のラストを思い出したのです。
「そうだ!この二人は兄妹だったわ!」と。
でも結果、韓国版は違いました。
ジンガンの両親を殺害したのがムヨンの父親。そしてムヨンの父親を殺害したジングクがジンガンを引き取って育てた。ムヨンとジンガンは兄妹ではなかった。
本当の兄妹かどうか、ここが日本版との大きな違いでしたね。
韓国版の兄妹ではない展開もいいかも。でも、兄と妹ではない設定にするなら、ハッピーエンドで良かった気がします。
同じ悲しい結末なら、日本版と同じ兄妹設定の方が究極の愛を追及していて私は好きです。
そして、さらによく分からなくなったジンガンの兄の行動。
異常なまでにムヨンとジンガンの関係を反対し、遂にはムヨンを刺してしまったジングク。
ムヨンとジンガンが兄妹でないなら、そこまでする必要あるかな?とこれも納得出来ず…。
パクソンウンの演技は素晴らしかったものの、観終わった後に何か「うーん」と残るものがありました。
個人的にはこういう雰囲気の二人のドラマが観たい↓
暗いドラマより、明るく可愛い雰囲気のドラマが似合う気がするんだけどなぁ。
空から降る一億の星 OST
このドラマといえばやっぱりこの曲。
アン・ジヨン/Lost
このシーンもいいですよね~、純愛っぽくて。(結局いいんかい(^^;))
空から降る一億の星 感想|まとめ
辛口レビューになってしまいましたが、そこは私の期待値が高過ぎたからかもしれません。原作を含めストーリー自体は悪くないので、日本版のストーリーを全く知らない方の方がより楽しめるかも。ミステリアスなソイングクを感じたい人はお試しを!
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