韓国映画「その怪物」を観ました。
イ・ミンギとキム・ゴウン主演という事で、私の大好きな俳優二人の共演!
これは観ずにはいられない!
冷酷な殺人鬼とその殺人鬼に妹の命を奪われた女性が繰り広げるアクションスリラー映画です。
Contents
その怪物 作品情報
▲このミンギssiカッコ良過ぎる!!!
製作国:韓国
ジャンル:アクション、サイコスリラー
監督:ファン・インホ
上映時間:113分
その怪物 キャスト
- テス役(イ・ミンギ)
- ボクスン役(キム・ゴウン)
- キェ・ナリ役(アン・ソヒョン)
その怪物 あらすじ
あらすじ
露天商として日銭を稼ぎながら妹と2人きりで暮らすポクスンは、怒らせると手がつけられないことから、町内では「狂った女」と呼ばれていた。ある日、殺人犯テスが自らの秘密を守るため、ポクスンの妹を殺害してしまう。復讐を誓ったポクスンは1本の刃物を手に立ちあがるが、テスもまた殺人を終わらせるため、執拗にポクスンを追う。(引用:映画com)
その怪物 感想
イ・ミンギが殺人鬼役
まずこの映画を観ようと思った理由、イ・ミンギが主演しているから!
ただそれだけで観たんですけどね(^^;)
この映画でミンギさんは殺人鬼テスを演じています。
この役を演じる為に体重を16~17kgぐらい落とし、体脂肪は何と4%まで絞ったとか。凄い役者魂!
その成果あって、この身体の美し事!
こんな美しい殺人鬼、います?
ただ自分が殺した人の骨を陶芸の材料にする…という恐ろしい設定ではありますが(汗)
それでもイ・ミンギはラブコメでの甘い雰囲気を封印して、鋭い殺人鬼テスを上手く演じています。
やっぱり凄い!キム・ゴウンの演技
そしてもう一人の主役、ボクスンを演じるのがキム・ゴウン。
ボクスンは少し知的障害があり、何かあると怒りが爆発し猪突猛進する女性。
この役を演じるキム・ゴウンがもの凄~く上手い!
「トッケビ」や「ウンギョ」でも個性的な役をこなしていますが、どちらも可愛らしさや美しさを感じる役でもありました。
あれらの雰囲気と比較すると、「その怪物」では可愛さ無し、色気無し、完全にぶっとんだ女性になりきっています!
ここまで七変化出来る女優さんって…凄いわホント。
ストーリーの内容は…
で、肝心のストーリーなのですが…
正直なところ、私はダメでした。
好き嫌いが分かれる作品だと思いますが、ぶっちゃけストーリーの内容ってある⁉って思ってしまう程、ひたすら逃げるシーンばかりだったり…。
逃げるシーン、殺害するシーン、叫ぶシーン、そんなのが延々と続く感じで、全く内容らしい内容が無いように感じます。
殺人鬼テスに妹を殺されたボクスンが、同じように姉を殺されたキェ・ナリと一緒にテスへの復讐に向かいます。
この辺りも普通、スリラーものって殺人鬼と恐れて逃げる人という構図が多く、だからこそ感情移入出来ると思うのですが、この映画の場合、殺人鬼に立ち向かって行く側(ボクスン)もハイテンションなので、殺人鬼テスも怖いけどぶっ飛んだボクスンも怖い…全く感情移入は出来ず観ていて疲れました。
スリラーかコメディか
あと、この映画は予想外に途中でコメディ的なシーンがあるのですが、それがスリラー映画なのかコメディ映画なのか、収拾がつかない感じで。
いっそもっとスリラー映画に集中して、ストーリーも掘り下げて欲しかったです。
韓国映画らしさ
韓国映画はアクションにも迫力がありますが、この映画もそこは良かったです。
スピード感やリアル感があり、いかにも韓国映画だわーと思いながら観ました。
あと、韓国映画は残忍なシーンも激しいですが、この映画も残忍シーンはしっかり見せています。
うーん、そう考えれば、内容はいまいちだけど迫力はある、と感じた15年前の韓国映画と雰囲気が似ているかも。
最後まで観た理由は
この映画を最後まで観れたのは、イ・ミンギとキム・ゴウンの演技が良かったからだと思います。
その二人の演技を観るだけでも価値があるかも。
あと忘れてならないのが、キェ・ナリ役を演じる子役アン・ソヒョンちゃんが上手かったですねー。主演の二人に負けておらず、とても良かったです。
その怪物 評価|まとめ
ちょっと低過ぎたかもしれませんが、主演二人が良いのにストーリーが勿体ない!という気持ちです。
いつかまたイ・ミンギ×キム・ゴウンで、内容の充実した映画を観てみたいな。
「その怪物」は現在アマゾンプライムビデオで配信中。