韓国映画「ユ・ヨルの音楽アルバム」を観ました。
この映画は韓国大人気ドラマ「トッケビ」に出演されていたキム・ゴウンとチョン・ヘインの二人が主演という事もあり、楽しみに鑑賞しました!
初々しい甘く切ない恋物語です。
Contents
ユ・ヨルの音楽アルバム 作品情報
製作国:韓国
ジャンル:ラブロマンス
監督:チョン・ジウ
配信:Netflix
上映時間:122分
私は後で知りましたが監督は「ウンギョ 甘い蜜」と同じ方なんですねー。
ウンギョとは180度違うというぐらい雰囲気が全く違うので驚きました(^^;)
ウンギョにはキム・ゴウンさんが主演されています。
全く違う色の映画を撮れる監督も凄いですし、全く違う役を自然に演じられるキム・ゴウンも恐るべし!
ユ・ヨルの音楽アルバム キャスト
- ミス役(キム・ゴウン)
- ヒョヌ役(チョン・ヘイン)
ユ・ヨルの音楽アルバム あらすじ・みどころ・予告
あらすじ
90年代のある日、小さなパン屋で偶然の出会いを果たした女子学生と無口な青年。それは、寄せては返す波のような、長く切ないすれ違いの恋の始まりだった。(引用:netflix)
みどころ
- キム・ゴウン×チョン・ヘインがトッケビ以来の共演
- 初々しさを感じる演技が素晴らしい
- ノスタルジックな世界観
感想(ネタバレなし)
トッケビファン必見
私もトッケビファンの一人ですが、ドラマ「トッケビ」が好きな人には超絶お勧めな映画です!
トッケビの中でウンタクの先輩、テヒオッパ役を演じていたのがチョン・ヘインです。
あの野球をしていた先輩ですよ!
トッケビの中ではほんの少ししか登場しませんでしたが、それでも爽やかな好青年の印象を強く残していました。
トッケビファンとしては、キム・ゴウンはやっぱりコン・ユとお似合い…と思いがちですが、この「ユ・ヨルの音楽アルバム」を観ればその気持ちも動くかも?
それ程チョン・ヘインとの共演はピッタリに見えました。
90年代のレトロな雰囲気
↑この映画ポスターを見るだけで伝わってくる通り、90年代のレトロな雰囲気から映画はスタートします。
小さなパン屋さんで働く女子学生の元に現れた無口な青年。
純粋で淡い恋がゆっくり始まっていきます。
映像全体のカラーが抑えられたトーンで、穏やかな雰囲気が画面から伝わってきてとても素敵なんです。
そしてそんな中で演じる主演の二人も派手さが無く、本当にその時代に生きてきた若い男女のように自然と馴染んでいます。
演技に見えない自然過ぎる二人
私はこの映画のポスター画像がどれも好きなのですが、そんな中でもこれが一番好きです。↓
まさに本当の恋人同士のよう!自然ですよね?
見ている人も思わず笑顔になってしまいそうなぐらい二人がお似合いです。
それ程、この映画の中での二人はリアルでした。
セリフがそれ程無くても、見つめ合って笑う時、嬉しそうに手を繋ぐ時…物凄いラブシーンでなくても、そんな些細なふとした瞬間の表情に「好き」という感情が現れていて、観ているこちらが何度ニヤニヤした事か(笑)
二人共癒し系の雰囲気を持っているので爽やか過ぎて、見ているだけで幸せな気分になります。
感想(ネタバレあり)
↓以下ネタバレあり
すれ違い
この物語は、お互いの気持ちに気付き始めた淡い恋の段階で二人は離れてしまいます。
ヒョヌには昔からの悪い交友関係があり、その関係を断ち切れずに悪友達に誘われそのまま連絡が途絶えてしまう。その後、二人は偶然の再会と別れを繰り返し、お互い好きな気持ちは変わらないものの長く一緒にいる事が出来ない。
この辺りは普通の映画なら見ていてイライラしたりヤキモキしてしまうところですが、なぜかこの映画ではそんな二人のすれ違いも、優しい目で鑑賞する事が出来ました。
二人共お互いを想っているのが画面上からも伝わってくるし、見ていてただその二人の一途さに癒されます。
まだ今のように簡単に連絡が取れない時代なので、メルアドを作ったもののパスワードを知らせるのを忘れて連絡が取れず…という昔ながらの苦労もどこか微笑ましく観れるのです。
チョン・ヘインが好青年
キム・ゴウンはどこか少女らしさが残っていて、純粋な役を自然に演じられる事は期待通りでした。
ですがそれ以上にこの映画の素朴さと純粋さを支えているのはチョン・ヘインのあの好青年っぷりではないでしょうか。
チョン・ヘインの実年齢は30歳を超えていますが、とてもそうは見えない童顔と、少年のような純朴さを感じさせる雰囲気。あの笑顔を見ると誰もが好きになってしまいます!
途中で一夜を共にするシーンがあるのですが、それもいやらしさの微塵もなく、観ているこちらまでドキドキしてしまうような緊張と純愛が伝わってくるような素敵なシーンでした。
最後まで一途なヒョヌ
気持ちが通じ合い、ようやく恋人同士になれた二人。
しかしまだヒョヌは昔の悪友との縁が切れず苦しみ、そんなヒョヌを信じ切れなかったミスは遂にヒョヌと別れてしまう。
このシーン。
別の男と車で乗り去るミスを、ヒョヌが必死で走って追いかけるのですが、このシーンが本当に切なくて…でもヒョヌの一途さが伝わってくる良いシーンです。
車から降りてヒョヌの元に行くミス。
ミスを抱きしめ、「愛してる」と言うヒョヌ。
それでもミスは泣きながらその場を立ち去る。
この時の二人の表情が切な過ぎる。
ミスもヒョヌの事を愛しているのが痛い程伝わってきます。
気持ちの良いラスト
ストーリー自体は凝った話でも無いですし、大事件が起こる訳でもありません。でもそれがこの映画の良さです。
誰でも経験した事があるような、昔の初恋を思い出させてくれる映画。
ラストもあっけないように思うかもしれませんが、私は爽やかなこの映画らしくてとても好きでした。
音楽もストーリーの一部
途中で流れる曲も数多くありますが、それらの歌詞も二人の気持ちを表現していて、映画の内容に合った懐かしい曲ばかりです。
そしてこの映画はタイトルにあるように、「ユ・ヨルの音楽アルバム」というラジオ番組を通して出会い、そして離れている間もずっとそのラジオ番組は流れ、最後に二人を結びつけるのもそのラジオ番組でした。
映画の中で効果的にラジオDJの声や曲が使われているのも必見です。
まとめ
個人的にはかなり好きです。既に3回もリピートして観てしまった程。
優しい気持ちになれる映画ですので是非!